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体の疲れは寝るだけでは取れない。布団に入る前に心がけるべき、たった1つのこと。

「いくら寝ても、体の疲れが取れないんです…」

以前、睡眠のテーマで
セミナーを開催した時に、
怒涛のように質問されたのが、これ。

「どれだけ寝ても眠い」
「いくら寝ても疲れが取れない」
「ずっと体がだるい」

というお悩みです。

で、一緒になって
その理由を紐解いてみると…

ある1つの共通する
落とし穴が見つかったのです。


もし、あなたが

「寝たら体の疲れが取れる」

と思っているのであれば、
それこそがいくら寝ても
体の疲れが取れない落とし穴。

ですから、睡眠の質が悪くて
いつも疲れている、眠いという
悩みを抱えているあなたは…

この話を聞いて、意識と視点を
ちょっとだけずらしてください。

きっと、今までよりも効率よく、
体の疲れが抜けていくはずです。

それでは、どうぞ。


疲労と疲労感の違いを知る

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あなたは疲労と疲労感の違いを、
理解できているでしょうか…?

ざっくり言いますと、

「体の疲れが疲労」
「脳の疲れが疲労感」

です。


睡眠で取れる疲れは、脳の疲れ。

つまり、

「疲労感」

がメインと考えてください。


ただこういう話をすると、

「いや、横になって休んだら
 体の疲れも取れるじゃないか!」

と思う人が出てくると思います。


はい、確かに少しは休まります。

ただ、実は…

体の疲れを取るため必要なのは、

「血液の循環」

なのです。

「疲労物質を、流して取り除く」

という表現をした方が、
イメージしやすい人もいるでしょう。

ですから、体を休めることよりも、
循環させて不要な物質を追い出す方が
より効果的ということです。


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こう言えば、察しのいい人なら
気付けるかもしれませんが…

体の疲れを抜くのに最適なのは、

「軽い運動」

です。

体をほぐし、血液や酸素の循環を
よくしてあげること。

この軽い運動ができていない人は、
疲労物質やストレスホルモンが
ぎっしりと体内に蓄積していて、
いくら寝ても疲れが取れないのです。


現代人は、中でも社会人は、
様々なストレスを受けて
体がガチガチに固まっています。

意識していようがいまいが、
ちょっと見たら肩や背中が
ガチガチになっている人を、
非常によく見かけます。

たまに私は、新しい知識を
手に入れるために健康系の
セミナーに参加しますが…

後ろの方の席から
参加者の後ろ姿を見ていると、

「背中にストレスが蓄積して、
 本来の機能が発揮できていない」

という印象を受ける人が
8割以上いることが多いです。


つまり…

生きている以上、
我々の背中周りには
ストレスによる緊張が
べっとりとこびりついており…

この背中や肩周りに蓄積した
ガチガチの緊張やストレスを
布団の中に持ち込んで、
いくら8時間10時間寝ても…

疲労物質が綺麗に抜けず、
当然疲れも取れない訳です。


だからまずは、

「きっと自分もそうだろうな」

「自分では意識できていないだけで、
 背中周りがストレスで緊張して
 ガチガチになっているかもしれないな」

という前提で取り組んでください。


●寝る前に行う、疲労を取り除く儀式

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では、どうすれば睡眠の質を深め、
体の疲れを効率よく取り除き、
短時間で回復できるのか…?

1つは、

「起きている間に(寝る3時間前まで)
 軽く息が上がる運動をする」

ということ。

そしてもう1つは、

「寝る前に、しっかりと体を
   緩めた状態にしてから布団に入る」

という一手間を、
寝る前の儀式のように行うことです。

シンプルですが、この2つだけで
睡眠の質、疲れの取れ方は
格段にアップします。

だから、まずは試してください。


ちなみに私はいつも、

「運動をすると疲れるのではなく、
 エネルギーが増えていきます」

という説明をしています。


世間一般では、

「運動すると体力を消耗する」

と考えられていますが…

スポーツ選手のようにハードで
限界を超えた運動でないかぎり、
我々の体は車のバッテリーのように

「動きながら、エネルギーを
 どんどん生み出せる仕組み」

になっているのです。

しかも、運動をすれば
血液の循環もアップしますし…

あなたの脳を萎縮させたり
あなたの筋肉を緊張させている
ストレスホルモンを根こそぎ、
体から抜くことも可能となります。


エネルギーを生み出し、
ストレスホルモンを体から抜く。

体を軽く動かすだけで、
あなたはこれだけの恩恵を
受けることができます。

この上で、布団に入る前に
軽くストレッチをして
体をほぐすことができれば…

あなたの睡眠の質は高まり、
今よりも短時間で、今以上に
疲れがとれ、回復力が桁外れに
高まることは間違いありません。

ぜひ、あなたの習慣に

「寝る前のリラックスの儀式」

を取り入れてください。


「健康な食事」

を教えている先生の中には、
いいものを食べさえすれば
ストレスも抜けるような風に、
主張している人もいますが…

栄養を摂るだけでは抜けない
ストレスホルモンや、
考え方を変えただけでは抜けない
ストレスホルモンは存在します。


物質として存在するストレスは、
物理的なアプローチを以て
直接攻撃をかける方が効果的です。

なので、難しい話はさておき…

まずは体を軽く動かして、
ストレスホルモンが抜けやすい
循環のいい体を作りましょう。

その上で、寝る前に体をほぐして、
リラックスした状態を作ってから
布団に入るようにしてください。


いくら

「8時間睡眠で疲れが取れる!」

「休みの日は昼まで寝ました!」

といっても、体がガチガチに
緊張してストレスを抱えたまま
何時間寝たとしても…

体の循環は悪いままですし、
疲れもうまく取れません。


だから、何時間寝るかよりも、

「布団に入る時に
 体がリラックスできているか?」

を意識して、より効率的に
疲れを取り除いてください。

それでは、また。


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