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今もミラクルは続いている

TOHOシネマズが運営しているドリパスというサイト。
上映終了した作品をリクエストで復活上映できるというシステム。
ランキングにはアニメや人気タレントが主演の作品が並んでいる中でインディーズムービーの「セブンガールズ」がランキング入りして上映候補になった。それだけでも信じられないような奇跡。なんと言ったって全国区でもなく、これまでに見ていただいたお客様の数が母数だと考えれば、どう考えたって本来はランキング入りなんかしないはずなのだから。
この母数に対してこれだけ応援してくださる方がいるのであれば、もし本格的に全国で公開されていたらどうなっていたのだろう?なんて考えてしまう。

そしていよいよ上映予定が発表された。
ミニシアター作品がTOHOシネマズという日本最大のシネコン上映されるという信じられないようなことが現実になろうとしている。

①TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
2019/12/7(土) 16:00~
予約期間:2019/11/7 20:15~11/27 18:00
※予約数50席で上映決定
https://www.dreampass.jp/e2213

②秋葉原UDXシアター
2019/12/22(日) 15:30~
予約期間:2019/11/7 20:30~12/20 18:00
※上映決定
https://www.dreampass.jp/e2212

去年の9月に上映を開始してから、わずか一週間のミニシアター上映予定が、アンコールや延長、東名阪横浜大分と各地での上映まで出来た。
インディーズムービーの中で公開される作品は10%と言われる中でほぼ一年間上映が続いたことだけでも奇跡だというのに。今も復活上映を望む声が集まったという事は本来ならありえないことだ。
映画の上映は終わったのかと思ってから、応援してくださる皆様が終わってないよ、これからだよと伝えてくれている。

劇団の作品が映画になるという事はこれまでもあったことだけれど。
監督が劇団の演出家で出演者がそのまま劇団員で、しかも自分たちで映画製作までしてしまったという作品はほぼ聞いたことがない。それも公開まで果たした。小劇場とミニシアターの世界は近くて遠い関係で役者が共通していたり、お客様の層が共通しているのに個人的な中でしか繋がりがないように感じていたけれど、それはきっとお互いがお互いの世界にプライドを持っているからで、そういうプライドのようなものを飛び越えたらどうなるのかなぁって思っていた。

そう思うとやっぱり「カメラを止めるな!」という作品はものすごい作品だった。ミニシアター作品、出演者も無名という作品であり、低予算。そこまでは「セブンガールズ」と同じだけれど、そこから世間にまで届いたというのはやっぱりどう考えても信じられないようなことだった。全国公開というよりも、道を歩く人でカメ止めを知らない人の方が少ないという状況になったという事がやっぱりものすごいことだったよなぁって思う。
どうやったら世間に届くんだろう?とずっと考え続けてきた。
そして映画製作、映画宣伝を経験したことは自分たちの劇団にとっても大きなことだった。

来週末11/15には今度は劇団の舞台の予約開始になる。
積み重ねたものは想像以上に大きく、例えば映画で知ってくださった皆様が必ず行く!と言ってくださり、映画を観に来てくださった「カメラを止めるな!」出演者の市原洋さんの出演まで決まった。

舞台「あれは確か、いつもより少し澄んだ空だった。」
http://zenpou.net/?p=14065

何かが起きるんじゃないかという予感でドキドキしている。
他にもまだ発表していない事や期待していることも待ってる。

この奇跡は軌跡でもある。
これからどんな軌跡を進むだろう?
嘘だろ!?ということがまだまだ起きる予感しかしていない。
そしてそれは待つだけじゃなくて。
自分たちで相変わらず掴みに行かなくちゃいけない。

たくさんの人に届けよう。
誰かの特別な一本になりますように。
まだ出会っていない誰かに会うために。

相も変わらずそんな事ばかり口にして。
やっぱり何かが起きることを同時に期待している。

今もミラクルは続いている

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