女神は横浜に居た。

週末、フィギュアスケートのエキシビジョン『ドリーム・オン・アイス』を観に横浜へ行ってきました。

もともと行くつもりはなかったのだけれども、五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ、ジュニアワールド2連覇のアレクサンドラ・トゥルソワ、去年のロシア選手権を14歳で制したアンナ・シェルバコワ、そしてジュニアグランプリファイナルを制し究極の美貌を持つアリョーナ・コストルナヤ。日々入れ替わるロシア最強女子の中で、現時点でのトップ4と呼ぶに相応しい、まさに“恐ロシア”な4強が出演するとなれば、ロシア女子好きな私としては、インフルエンザにでもならない限り行かない理由が見当たらない。

予想はしていたが圧巻の演技だった。アリーナ・ザギトワはジャンプこそミスをしてしまったがスケーティングの滑らかさとオーラは別格だった。どこに居ても目立つ。私が大ファンだということを抜きにしても目立つ。昨シーズン初めにはコロコロと変わる曲調のSP『オペラ座の怪人』には賛否両論あったが、あれだけ忙しないプログラムを華麗に滑ることが出来るのはアリーナの技術力と表現力があってだと目の前で見て改めて思い知らされた。今年シニアに上がる3人も、これぞ技術力!そして身体の軽さ(若さ・成長前の小ささ)の強みのようなものを見せてもらった。まるで2シーズン前のアリーナザギトワや、その2年前のエフゲニア・メドベージェワを見ているように、彼女たちは恐れを知らず自信に充ち溢れていた。

2019-2020~と女子フィギュア界を間違いなく引っ張って行く存在になるだろうとは思うが、その翌年にはもう居なくなっているかもしれない。かつてエレーナ・ラジオノワがインタビューで『ロシアにはもっと難しい3-3回転コンビネーションを飛ぶ若い子がたくさんいる。私はもう16歳で決して若くはない。』と答えたシーンがあった。何を言っているんだと周りを驚かせたこの言葉が、メドベージェワの出現から今日そして来シーズン・北京五輪までのことを示していたと思うと、ロシア国内がいかに激戦であるかがよく分かる。

そんな私に対して昨晩旦那が『今まで見てきたプログラムの中で最高に素晴らしいと思う演技は何?』と聞いてきた。私にそんな話を聞くなんて、貴様今晩は寝ずに話を聞く覚悟はあるか!と言いたいところでしたが、旦那にも分かりやすいであろう愛して止まない真央ちゃんと、直近で活躍をする選手の3つを選びました。(本当はもっとあと10個くらい語りたい)

2008年 世界選手権 SP 浅田真央

浅田真央が初めて世界選手権で優勝をした時の演技
冒頭の3-3 セカンドループの軽やかさは今日においても誰も敵わない程に美しい。誰も…と言いつつ昨年のロシア選手権フリーのアンナ・シェルバコワの4ルッツ後の3-3ループもふざけてるのかと思うくらい軽やかなので断言しにくい所でもあるが、今から10年も前にこんなに軽やかなセカンドループを飛んでいたという点と、彼女の素晴らしいスケート人生の大きなターニングポイントとも言えるこの試合のこのSPを私は挙げたい。この演技に関しては、いいから黙ってとりあえず見てみろ、と言いたい。ちなみに、浅田真央と言えばあの伝説のソチ五輪が挙げられるが、あれは私の中で殿堂入りなので今回は割愛します。

2018年 平昌五輪 SP アリーナ・ザギトワ

あの伝説のソチ五輪 日本中が浅田真央の金メダルを信じて見守ったSPでまさかの16位…終わった…誰もがそう思ったが浅田真央はFSで最高に最強に舞った。最後のステップシークエンスでは、転んでしまうのではないかとハラハラするくらいのがあった。それはきっと『ゾーンに入っていた』のではないだろうか。身体が思うように動く、本来練習してきた、もしくはそれ以上のことが出来る。それと同様なのがこの演技。シニアデビューの年、完全無欠のFSの半面SPでは小さいなミスが多くあったが、欧州選手権とこの五輪は完璧だった。もともと音にハメて演技をするのが上手な選手だが五輪は完璧だった。基礎点の高い後半に全てのジャンプを跳ぶ構成のせいか、ジャンプに注目をされがちではあったが最初の3-3後から3フリップに入るまでの振り付けは音楽と完全に融合していた。この大舞台で完全に合わせてくる実力と運の強さ、全てがハマったこの演技は五輪金メダリストに相応しい最高の演技だと私は思う。

2018年 ジュニア世界選手権 SP アリョーナ・コストルナヤ

平昌五輪で大盛り上がりをする裏で、ジュニア勢がひっそりと確実に成長をしつつ、恐ろしい程に美しい戦いをしていた。この年のジュニアの第一注目は間違いなくアレクサンドラ・トゥルソワ(ロシア)でフリーに組み込んんだ4回転の成功はフィギュアスケートの選手として生きる全選手に多かれ少なかれ焦りを与えたものだろう。だが、私がナンバー1に選びたいのはコストルナヤのこの演技。まず抜群に顔がかわいい。顔採点だったら誰も追いつけないくらいに美しい。150センチに満たない小柄な彼女だが、それを知るまではそれなりに大きい選手なんだろうと思っていた。それくらいに彼女の演技はスケールがデカイ。スピンの速度、指先から足先まで気の使われた美しさ、そしてジャンプの入り方と飛んだ後のつなぎのの超絶エグさ(褒めてる)3-3のセカンドジャンプのほうが高さが抜群にあるというキチガイさ(褒めてる)
同世代のトゥルソワやシェルバコワと比べると『4回転』という武器がない分、メディアでは少しばかり低い評価をされがちだとは思うが、総合力という点では彼女が断トツに評価されるべきだと私は思う。昨年は3アクセルを練習で飛ぶ動画が出回っていたが、プログラムに組み込むことはなかった。彼女もまた他の選手同様に成長による苦しみを抱き始めているのかもしれない。
そしてこのコストルナヤ、今回のドリームオンアイスに出演をしていたのだが、ショー終演後、駐車場に車を取りに行こうとすると、偶然にも遭遇したのだ!!!そしてそしてなんと、アリーナザギトワまで!!美しい・・・女神はここに存在していたのか・・・名前を叫ぶと手を振って答えてくれた。ちなみに言うが、そこには私と旦那とスタッフしか居合わせていないので、確実に私に手を振っていた。五輪女王と最強美少女が私だけに手を振ってくれた。
人生最高の日になったことは言うまでもあるまい。

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ぐみ。

都内在住 35歳会社員です。お局様があまりにウザいので新しい年号と共に退職を決意し専業主婦という働かなくても良い最強の称号を夏の終わりと共に手に入れます。

安西先生、フィギュアスケートが好きです。

フィギュアスケートが好き。その一言です。
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