スラムダンク2巻 洋平isかっこいい

スラムダンク2巻は1巻と比べて一気に“バスケットボール漫画感”が
わんさか感じられる。
晴子に恋をしバスケを進められるがままに始めるド不良の花道が
第一次バスケットマンになるための成長を見せてくれると私は思う。

ゴリ(バスケ部部長)にドヤされ、退屈な基礎練に嫌気が差し
一度は部を去る花道だけれども、もう頭の中はバスケの事でいっぱい。
晴子に好かれたいかなのか、それともすでにバスケットに心を奪われ始めているのか、とても気になるところ。
この2巻で私が一番言いたいのは「水戸洋平は最初から最後までずっとかっこいい」ということ。花道のヤンキー仲間でリーダー各である洋平は、色々なポイントで登場し、花道を支え見守り続けてくれる。若干15歳の少年が安易にできることではない、ましては、ヤンキーという少し特殊なグループに属している者なら、メンバーの変化・他への興味は多かれ少なかれ批判的になるのではないだろうか。(偏見ですかね?)

このシーンは、花道たちグループが喫茶店でお茶をしていると他校のヤンキーに絡まれて喧嘩をすることになるんだけど、お茶をしている最中から、他の仲間たちは「花道のバスケなんてどうせ続かないと思ってたぜ」「よく続いたほうだよな」と若いにするが洋平だけは無言で花道を見つめていた。
いざ喧嘩となった瞬間でも、快く潔く男気溢れる言葉で花道を送り出してくれる。
挙句の果てには「赤(花道の髪色」と信号をかけて“赤はとまれだ・渡ろう(喧嘩を売ろう)としたそっちが悪いよ”」との台詞。

スラムダンクについて友人と語る際には、必ずと言っていいほどに
「洋平はマジでかっこいいよな」となるので、私は洋平のかっこよさは国民の総意であると言ってもいいと思っている。
まだまだ2巻なので、この先も洋平のカッコよさを是非とも紹介させていただきたい。

紆余曲折ありつつも、バスケ部に戻る花道だが、他のメンバーが練習を進める中、自分ひとりはまだ基礎練習の日々で練習試合にも出してもらえない。
苛立つ花道に晴子がかけた台詞がこれまた涙が出そうになる。

【桜木君焦らないでね】
【地道な努力はいつか必ず報われるってお兄ちゃんがいってたわ。】

スラムダンクを読んだことのない人、もしくは1度読んだよくらいの人であれば、良い事言うよね、という感想になるだろう。
だけれども、何度も読み返したスラムダンクファンならば、ここで涙を流してもおかしくない台詞なのだ。
お兄ちゃんが努力は報われるといっていた。後に出てくる大切な試合の中で、ゴリ(お兄ちゃん)がケガをしてしまう。それでも【骨が折れても歩けなくなってもいいから、このやっとつかんだチャンスを絶対に逃がさない】と試合に出場し続ける姿を、この晴子の台詞に投影せずにはいられない。

1巻でも同じようなことを書いたが、晴子に人を見る目があってよかった。
確実にあったかは分からないが、真っ赤な髪の毛をしたヤンキー同級生を怖がらずに【背が高いからバスケットやれば?うふふ】と無邪気な笑顔で投げかけてくれて本当にありがとう。

バスケ部に戻った花道を、今度は柔道部が勧誘に来るという
2巻は盛沢山な内容になっているけれど、花道は「俺はバスケットマンだから柔道部には入らない」という。(そしてこのゴリの顔・・・涙)
確実に晴子に好かれたいがために始めたバスケだが、きっと花道は
自分でも気づかないうちに、本当にバスケットマンになりかけて、いや
もうなっていたのかもしれない。


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