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平気で生きるということ

嫌なことは嫌だと言え、利他の精神を持て、足るを知って日々の生活に満足しろ、と私たちは言われます。しかし、なぜそれができないのかを誰も教えてくれません。このマガジンでは生きているの… もっと読む
皆さんにとっていちばん大切なことは何でしょうか。家族でしょうか、お金でしょうか、夢を叶えることでし… もっと詳しく
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記事一覧

「平気で生きるということ」にひとこと

読み終わっての感想やご意見などお気軽に書き込んでいってください。

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あとがき

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巨大な許可

誰かのしたこと、言ったことやその人自身のことを悪いと糾弾したり、強く否する人をさして「意…

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弱さは個性か、欠点か

何年もかけて追っていた作家がいた。その作家は中年を過ぎてもいつまでもあれができない、こ…

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生活をとり戻す(後編)

「人生」や「幸福」、そして「善悪」や「よい人間・悪い人間」といった巨大な概念を解体し、「…

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配信終了時の挙動について(6/28予定)

この記事は「平気で生きるということ」をご購読いただいている皆様に向けたご連絡です。

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生活をとり戻す(前編)

「平気で生きるということ」では始まってから今に至るまで、手を変え品を変えて同じひとつのことを言っている。それは「ものごとの全体や本質を示す大きなイメージを捨て、それを構成しているひとつひとつの重要さを取り戻す」ということだ。 これらの主張は抽象的な哲学の概念でも詩歌でもなく僕たちの今日の生活、つまり仕事したり問題に対処したりゴミを捨てたり洗濯するということに密接に関わっている。今回と次回の二回分を費やして、人が生活に追いつかなくなり、生活に襲われる状態と、生活を取り戻す

有料
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イメージの解体

高度な社会において、ほとんどの人は目の前にある生活ではなく「人生とはこういうものだ」「…

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このマガジンについて―今月で終わります

このマガジン、「平気で生きるということ」は2019年4月にほとんど見切り発車でスタートし、予…

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「大丈夫な人」と「大丈夫でない人」の間にある断崖

「平気で生きるということ」の案内文で以下のようなことを書いた。 ――両者の世界は断絶され…

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「嫌なことを減らす」から始まる窒息

おおよそほとんどの人間の行動指針は大まかに二つに分けることができる。 一つは、「良いこと…

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必要性ゲーム

社会は社会に必要な人間、必要な事象、そして必要な行為を定義し、その必要性に応じて定量化さ…

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社会が"厳しくなければならない"理由

ここに1986年に刊行されたオノ・ヨーコの著書「ただの私」があるので、その一部を引用してみよ…

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問題と報酬の世界

「うまくいかないのならやりたくない。結果が出せないのなら淘汰されて然るべきだ。」 社会において「夢」や「願望」といったものがいかに美辞麗句をもって肯定されたとしても、それが許されるのは「生産的である」という前提を満たしている限りの話だ。その中にあって金銭や数字によって表現できない価値、「私はこれが好きだ」とか「私はこれをするのが楽しい」という思いは人が生き、社会や世が求めるものが何なのかというのを熟知する過程で「もっと標準化された価値観」に取って変わられ、空洞化していく。

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