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[告知] 24日に迫ってきました! マッシヴ・アタックとマーク・スチュワートを中心にブリストル・サウンドの真髄を爆音で聴く!

いよいよ今週末24日に迫ってきました。

名盤再発! マッシヴ・アタックとマーク・スチュワートを中心にブリストル・サウンドの真髄を爆音で聴く!

2019年3月24日(日)
OPEN 18:30 / START 19:00
@ROCK CAFE LOFT(東京・新宿・歌舞伎町)
【ナビゲーター】 小野島大(音楽評論家)
【ゲスト】 CMJK(音楽プロデューサー)
前売り¥1,500 / 当日¥2,000(飲食代別、要1オーダー以上)
前売り券はイープラスにて発売中

前売りはイープラスににて発売中


昨年結成30周年を迎え、現在『メザニーン』20周年記念のヨーロッパ~北米ツアーを敢行中、『メザニーン』再発ボックスの発売も予定されるブリストル・サウンドの雄マッシヴ・アタック。そして先ごろファースト・ソロ・アルバム『ラーニング・トゥ・コープ・ウィズ・カワディス』(1983)が未発表音源付きで再発され再評価の進むブリストル・サウンドの開拓者マーク・スチュワート。両者に詳しい音楽プロデューサーのCMJK氏をお迎えして、彼らが確立させた「ブリストル・サウンド」の真髄を探ります。定評あるROCK CAFE LOFTのオーディオ装置でどうぞ。

 英国西部の港湾都市ブリストルは、古くから大西洋三角貿易の拠点とて大英帝国の繁栄に寄与し、17〜18世紀ごろにはアフリカから数多くの奴隷を連行してきました。奴隷貿易が禁止されてからは、1950〜1960年代はジャマイカを始めとするカリブ諸国からの移民を受け入れてきた、いわば「移民の街」でした。カリブ移民の増加と共にブリストルには、カリプソやレゲエ、スカのシーンが形成され、同時にサウンドシステムも一般化していったと考えられます。

 ブリストル・シーンの開祖とも言えるザ・ポップ・グループのマーク・スチュアートは、以前私のインタビューに答え、こんなことを言っています。

「ぼくの住んでいたブリストルでは、西インド諸島からの移民や、ラスタファリや、白人の子供、下層階級のパンクス、スキン・ヘッズ ……といろんな人たちがいた。ダブ・ミュージックがかかるクラブに行くと、スキンズと ラスタファリが一緒に聴いていたり、そういう状況が当たり前だったんだ。だからレゲエやダブはぼくにとってごく日常的なもので、子供のころからごく身近にレゲエやスカのシーンがあったんだ」

 ジャズを生んだニューオリンズ然り、ビートルズを生んだリバプール然り、世界中からさまざまな人種と文化を受け入れてきた港町は、それらの異文化をミクスチャーすることで新たな文化を生んできました。ブリストルも例外ではありません。そのキーとなるのが「レゲエ〜ダブ」だったのです。

 ザ・ポップ・グループ〜マーク・スチュワートらのポスト・パンク組に始まり、スミス&マイティ、ザ・ワイルド・バンチ〜ネリー・フーパーといったヒップホップ、マッシヴ・アタック、ポーティスヘッド、トリッキーといったトリップ・ホップ、そしてモア・ロッカーズ、ロニ・サイズ、クラストといったジャングル〜ドラムンベースから、近年のピンチ、ヤング・エコー・レコード、リヴィティ・サウンド、ダブカズムといったベース・ミュージック〜ダブステップ以降の動きまで、ブリストルの音楽には確かに「ブリストル・サウンド」と呼ぶに相応しい確たる個性があり、その鍵は「ダブ」です。

 元電気グルーヴで、現在は音楽プロデューサーとしてさまざまな音楽を手がけてきたCMJK氏は、熱心なマッシヴ・アタックのファンとしても知られています。そのCMJK氏をゲストに迎え、ブリストル・サウンドがいかに形成され、現在に至ったか、マーク・スチュアートとマッシヴ・アタックの動きを中心に、上記アーティストの音源をかけながら、探っていきます。ROCK CAFE LOFTの秀逸サウンドシステムで爆音で聴く、ブリストル・サウンドの深くて憂鬱な重低音アートの真髄。みなさまぜひお誘いあわせの上、おいでください。

前売りは↓


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