日本ハム 1-0 ロッテ

　ついにシーズン開幕。初戦、第2戦は仕事のため見逃しました。録画もスポーツニュースも見ていないので、これが正真正銘の今季初観戦です（テレビですが）。

　有原は序盤、タマが高めに浮いて危なっかしい場面もありましたが、味方の再三の好守に助けられて立ち直り、8回98球被安打6無失点と見事なピッチング。制球が悪いながらも四死球1つと無駄な走者を出さなかったのも良かったのでしょう。走者を出しても併殺で切り抜け、リードしてからは安心して見ていられました。9回はそのまま有原の今後のためにも続投させても良かった気がしますが、チームが連敗中で絶対勝たねばならなかったこと、抑え増井で勝つという形を早く作りたかったということで、交代は納得です。その増井は最後の難関デスパイネを見事なストレートで見逃し三振に仕留めて、最高の締め方をしてくれました。有原はこれで一本立ちしてくれるといいですね。来週のソフトバンク戦が試金石になるでしょう。

　打つほうはスタンリッジの老獪なピッチングにうまくしてやられた感あり。相手がくれた4回5回の無死１，２塁のチャンスに犠牲フライの1点しかとれなかったのが今の打線の不調さを物語っています。特に最初のチャンスでバントを失敗し、挙げ句はワンバウンドのタマを追っかけて無様な三振に倒れ、その次の打席でもボール球に手を出して三球三振、次の打席で相手投手が右なのに杉谷を代打に送られた谷口は、レギュラー獲りから1歩も2歩も後退したと判断せざるをえません。

　最後は痺れましたが、いい形で勝てて1勝2敗。中継ぎが総崩れ状態なので、去年までの栗山采配のように、先発を早めに降ろしてブルペンで凌いで勝つという戦い方ができない。谷元や宮西、白村といったあたりが戻るまで、先発をできるだけ引っ張り、あとはなんとかやりくりして増井まで繋いでいかねばならない。吉川はなんとか試合は作ってくれると思いますが、オープン戦では最後までいい形を見せられなかったバースがどうか。打線の援護がどうしても必要です。中田の爆発を期待したいですね。