音楽に於けるクラウドファンディングのあり方について訊いてみた。:平井拓郎(QOOLAND)×三浦隆一(空想委員会)


[特集] 平井拓郎(QOOLAND)×三浦隆一(空想委員会)対談
インディーズとメジャーシーンで邁進中 それぞれが考える音楽の届け方

 12/9に新作『COME TOGETHER』を出すQOOLANDのフロントマン平井拓郎と、12/26にシングル「僕が雪を嫌うわけ」を出す空想委員会のヴォーカル三浦隆一の対談取材をやりました。

 タッピング奏法を自在に操るギタリスト2人を擁する、テクニカルで個性的なバンドなのに、めちゃくちゃポップでキャッチーな楽曲をやるQOOLANDは、まだ結成4年という若いバンドですが、新作はクラウドファンディングで制作資金を調達したことでちょっとした話題になっています。新作の内容や音楽性とともに、クラウドファンディングによる制作意図やその経緯、バンドやアルバムに及ぼした影響、実際に作ってみて従来のレコード会社の出資や自前で資金を調達するやり方と何が違ってくるのか、等々について訊いています。逆にメジャー契約ながらインディペンデントに近いアティチュードでやっているという空想委員会三浦との対談は、お互いのバンド活動のあり方や音楽の届け方に関する、なかなか興味深いやりとりになりました。

 QOOLANDや空想委員会についてよく知らなくても、音楽分野に於けるクラウドファンディングの運用や現在のインディ/メジャーにありようについて興味のある方なら、面白く読んでいただけると思います。これからクラウドファンディングをやろうと思っている方にも参考になるかと。

 本文には反映させてませんが、若い2人と話していて大恥をひとつかきました。「ライヴをやったらアンケートをとりますよね」と言ったら、2人ともキョトンとした顔。バンド始める時には既にツイッターなどSNSが当たり前のインフラとして存在していたので、アンケートなんてまどろっこしいものはやる必要がないんですね。勉強になりました(苦笑

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