[ご報告] 昨日のフィッシュマンズ・イベント、ありがとうございました

 昨日の<フィッシュマンズを「いい音」で聴きまくる!>@ROCK CAFE LOFT おかげさまで大成功でした! おいでいただいた皆様、ありがとうございました!

 私が監修した『フィッシュマンズ全書』の電書化を記念して行われた今回のイベント。ゲストに茂木欣一さんをお迎えして、予定を大幅にオーバーして4時間半近くにも及んだイベントは濃密にして温かい時間でした。前日に誕生日を迎えた欣ちゃんのお誕生日祝いもまじえ、とにかく狭いお店に「愛情」が溢れまくっていて、とても幸せな空間。1階2階とも早々にチケットは売り切れてしまい、満員御礼でしたが、窮屈な中、誰一人席を立つことなく最後まで楽しんでいただけたのは何よりでした。

 とにかく欣ちゃんの人柄が最高で、フィッシュマンズが未だに古びることなく、忘れられるどころかどんどん新しいファンを増やしているのは、もちろんフィッシュマンズの音楽そのものの魅力にあるのは当然の前提として、佐藤伸治君が亡くなったあともフィッシュマンズの活動を止めることなく続けている欣ちゃんのフレンドリーで温かい人柄も大きいのだと改めて実感しました。休憩中、あるいは終了後にファンの人たちが次々と一生懸命に話しかけサインや記念写真を求めてきて、でも嫌がるそぶりなど一切見せずにこやかに粘り強く応対する彼の姿には頭が下がったし、その彼や、彼を支えるスタッフやファンの人たちの愛情があってこそ、フィッシュマンズの音楽は今も生きているし、このイベントは成功したのだと思えました。欣ちゃん、本当にありがとうございました。

 イベントは彼らの公式音源(ハイレゾ、アナログ)に加え、欣ちゃんが持参してきてくれたレア音源のカセットテープ(デビュー前に小玉和文さんが彼らのために作ったロック・ステディのコンピとか、フィッシュマンズのファーストライヴの音源とか、『Neo Yankee's Holiday』の前に録られたZAKさんとフィッシュマンズの初デモ音源とか)などを聞きながら、フィッシュマンズの歴史を追うように進行したんですが、濃密かつレアな話の連続に、当然のように時間が足りなくなり、最後は駆け足になってしまって、特に「Long Season」をROCK CAFE LOFTの音響装置で爆音で聴くという絶対やりたかった計画は残念ながら断念せざるをえず、その点は悔いが残るところです。しかし欣ちゃんやスタッフの皆さんから「ぜひ続編をやりましょう」と心強いお言葉をいただいたので、またの機会もあるかもしれません。

 ROCK CAFE LOFTの音響はこの日も絶好調で、素晴らしい音が鳴っていたし、フィッシュマンズの音源がどれも最高の録音だというのも改めて確認できました。欣ちゃんが本当に嬉しそうに「この音最高だね!いろいろ当時の思い出が蘇るよね」と何度も言ってくれたのは何よりでした。

 次はいつになるかわかりませんが、またいつかフィッシュマンズ企画が実現できるよう頑張ります。ひとまずceroとの対バン『闘魂2019』(2019/2/19 Zepp Tokyo」でお会いしましょう!


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