[オーディオ] 現在の使用機器紹介。

 オーディオ関係のエントリーを書く機会も増えてきたので、私が現在使用している機器で主だったものを紹介しようと思います。こんな機材で聴いてる奴が書くオーディオ記事とお考えください。かなり古い機器も多く、マニア諸兄からはバカにされそうですが・・・

まずは現代デジタル・オーディオの鍵を握る最重要機器と言っても過言ではないDAコンバーター。SOULNOTE sd2.0

 DSD未対応、24/192音源までしか鳴らせず、しかも最新のMac OSに対応していないので(ことの経緯はここここを参照)、USB-DACとしては使っていません。現在はDDコンバータを経由したデジタルデータのDA変換、それからCD盤をCDプレイヤーで聴く時に使っています。私の音楽鑑賞はCDの場合、入手したCDをリッピングしてデータ化し、それをDAC経由で聞くのが基本ですが、でも現状の私のシステムでは、そうしたデジタルデータ再生よりも、CDプレイヤー(ESOTERIC DV-50s)をトランスポートとしてプレイ、デジタルアウトからこのSOULNOTE sd2.0のCOAXIAL端子にぶち込んで、そのアナログアウト経由で聞くのが一番音がいいんですね。このDACのINPUT 1はCDの16/44.1音源に最適化していて、CD音源は最高に良い音で鳴ります。本当はUSB-DACとして使った時のハイレゾ音源も素晴らしい音質なんですけどね。ファームウエアを最新Mac OSに対応してアップデートしてもらえると全国ウン万のSOULNOTE/Mac愛好者が喜ぶと思うんですが…。

そしてそのCDプレイヤー、ESOTERICのDV-50s

 これはマルチチャンネルのユニバーサル・プレイヤーなので、DVDも見られるし、SACDやDVDオーディオも聴ける。でも画質ははっきり言って、プレイステーションや最近のBDレコーダーの方がマシ、というレベル。でもメカがすごくしっかりしてるのでCDトランスポートとしては申し分ない。もう10年も前に製造中止になった昔の機種ですが、今やSACDマルチチャンネル再生可能なプレイヤーも希少になっているので、そういう意味でも手放せません。

 そしてDAコンバータ/オーディオインターフェイス RME Fireface 400

 これは配信ハイレゾ音源およびCDリッピング音源などコンピュータ内のデジタルデータをデジタルのまま取り出し、上記SOULNOTEのDACの光端子にぶち込む、つまりDDコンバータとして使っています。もちろんDAコンバータとしても優秀ですが、DAC部分はSOULNOTEに任せた方が音はいい。しかしどちらもDSD未対応なのが残念。近々RMEからはDSD対応のオーディオインターフェイスが出るらしいので、気になりますね。

 そしてプリアンプは、KRELLのSHOWCASE PROCESSOR

 これは本来ピュア・オーディオ用のアンプではなく映画鑑賞などに使うAVアンプです。しかしアメリカの老舗オーディオメイカーKRELLだけあって、音は力強くキレがよくて申し分なく、ピュア用としても十分。もちろんAV用途として使ってもいいんですが、かなり古い機種なので新しい音声フォーマットに対応していないし、HDMI端子がない。特にHDMI端子が使えないと今どきのAV用途としては不便。なので、新しいAVアンプを導入し、クレルをピュア用として使うことにしました。たまにSACDやDVDオーディオのマルチチャンネル盤も聴くことがあるので、そのためにマルチチャンネル音声が扱えるプリアンプが必要だったということもあります。新品発売時には100万近くした高級機種ですが、AVアンプというだけで価格の下落は激しく、オークションでかなり格安で買えるはず。私ももちろんオークションで買いました。なお以前使っていたLINN KAIRNも時々繋いで、後述するLINN KLOUTと併せて使っています。KRELLとKLOUTの組み合わせよりも中庸でバランスのいい音になります。KRELLはもっと野性的でエネルギッシュですね。

 そしてパワーアンプ。LINN KLOUT。

 そもそも私の現在のオーディオシステムの基礎はLINNのプリアンプKAIRNとパワーアンプLK-140によって築かれたようなものですが、KLOUTはそのLK-140の2世代ぐらい前の、LINNの当時最高クラスの機種でした。これもかなりたってからオークションで格安で入手しました。LINNらしく、音楽をオーディオ的ではなく音楽的に聴かせてくれる。クレルとの相性も悪くないと思います。パワーアンプまでクレルで統一すると剛直になりすぎるし、LINNで統一すると中庸すぎて面白くないのです。ちなみにこのシステムはマルチチャンネル再生も可能ですが、リアスピーカーはKRKのパワード・スピーカーを使っています。

 そしてアナログ・プレイヤーはTechnics SL-1200 MK3

 カートリッジはオルトフォンのコンコルドDJs。まあごくごく標準的なセットですね。正直、ヴァイナル盤はあまり聴きません。

 クレルにはフォノイコライザーが内蔵していないので、フォノアンプ代わりとして、ONKYOのプリアンプP-308のフォノイコライザー部を使っています。専用のフォノアンプが欲しいんですが、これも悪くない。学生時代にバイトして買った初めてのセパレート・アンプの片割れです。

スピーカー。SOULNOTE(現・FUNDAMENTAL)のSM10(pdf)

 ピアノ・ブラックなんでいろいろ映り込んでますが、気にしないように。これに関しては以前書いた通り。とても気に入っています。

 ほかにも機材はありますが、それは追い追い紹介していきます。

 最後にもうひとつ。Aatell & KernのAK380。

 もちろん説明するまでもない超高級ポータブル・プレイヤーですが、残念ながら自力で購入したものではなく、お借りしているものです。これはDSD11.2MHZのネイティヴ再生が可能なポータブルプレイヤーとしてだけではなく、DSD5.6MHzまで対応可能のDACとしても使えるのがポイントです。この機種に関しては別記事で詳しく書くつもりですが、ポータブル・プレイヤーとしてはまさに超弩級。DACとしてもきわめて高い性能です。繊細で美しい音場感と解像度がポイントですね。上の写真は専用のケースに入った状態で、DSD5.6MHzのファイルをDAコンバートしているところです。

 以上です。ほかにも機材はありますが、その紹介はまた改めて。

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