ヤマジカズヒデ50周年トークショー & 砂原良徳とのトークショー 終了!

 金曜(25日)、土曜(26日)と連日のトークショー出演。おいでいただいた方々、ありがとうございました。関係者の方々、お疲れ様でした。

 金曜は下北沢にて、ヤマジカズヒデ生誕50年を記念してのトークの司会。ヤマジとの付き合いももう25年近いですが、トークショーで話すのはこれで3度目です。ヤマジ、ヤマジの長年の盟友・石塚BERA伯広、ヤマジの深い影響下にあることを公言するTHE NOVEMBERSの小林祐介、さらにThe Birthdayのクハラカズユキ、ART-SCHOOLの木下理樹も飛び入り参加してくれ、ヤマジが実家で発掘してきた懐かしい写真や、ファンの方から事前に集めた写真やチラシの画像等を見ながらあれこれ雑談したり、ファンの方の質問に答えたり。ヤマジ君は常にギターを抱えてつま弾きながらの会話になりましたが、それがまたいい雰囲気。さらにヤマジ×BERA、ヤマジ×小林のセッションもあって、充実の時間となりました。特にヤマジ×小林君によるCANIS LUPUSのカヴァー「天使」は本当に素晴らしかった。作者の故・北村昌士もあの世で喜んでいたんじゃないでしょうか。アーティストにもご来場いただいた方々にも喜んでいただけたようで良かった。

 ヤマジ50年イベントは翌26日にゆかりのミュージシャンを集めてのセッションが行われ、私は下記の別のトークショー仕事で行けませんでしたがリハを見る限りはいい感じでした。31日には下北ガーデンで、ヤマジが参加する3バンド=dip、uminecosounds、ヤマジカズヒデソロの対バンがあり、そっちは見にいく予定です。皆様もぜひ。
詳細→http://dip.under.jp/dip_official/archives/2016/02/live-yamaji-50th--50jahre-3.html

 そして土曜は音にこだわるミュージシャンの方に、彼らの音へのフィロソフィーを聞き出すトーク・イベント<Astell&Kern×diskunion presents「Talkin’ Loud & Sayin’ Music」>の司会。第一回ゲストはまりんこと砂原良徳でした。

 まりんの選んだ高音質楽曲3曲、さらに彼が仕事で関わった楽曲から3曲、計6曲をAstell&Kernの超高級ポータブル・プレイヤー「AK380」で聴きながら、あれこれ根掘り葉掘り彼の音へのこだわりを聞くという内容。まりんとは電気グルーヴ加入時以来の付き合いなので、もう25年間折りに触れインタビューしていますが、いつも話がわかりやすくて面白い。私は「いい音」で聞くことに関心はあっても、音楽制作の現場や機材等の専門知識には疎いですが、そんな私の素人丸出しの質問にも的確に、丁寧に、面白く答えてくれる。2時間半のトークはあっという間に終わり、おかげさまで好評だったようです。来ていただいたお客さんの「まりんの全ての解釈や製作が自分のこうありたい理想から生まれてきたのを再確認できた。打算的な考えが一切無し」という感想は、実に的確だと思います。こういう素晴らしいアーティストが、メジャー・レーベルからアルバムを出し続けることができているのですから、今の音楽業界もまんざら捨てたもんじゃないですね。

プレイリスト

Herbie Hancock “Earth Beat”

Rovo “Tanger”

・細野晴臣 “龍宮神曲”

METAFIVE “Don't Move” ※未発売ハイレゾ版

砂原良徳 “Bluelight”

・サカナクション “Music(Cornelius Remix)*まりんマスタリング

 これは定期的なイベントと考えていて、第2回はたぶん6月ごろの開催になるかと思います。ゲストはいろいろ検討中。お楽しみに。

 2日連続のトークショー司会、しかもどちらもたっぷりと中身の濃い内容。元来人見知りな性格で、講演やトークイベント、ラジオ出演、インタビューなど喋る仕事は皆嫌いだったんですが、ここ最近はわりと好きになってきて、いろんな方にお会いしてあれこれ興味深いお話をお聞きする、という作業にやりがいを感じ始めていた(この仕事を始めて25年以上でようやく!)矢先のこのトークショー2連チャン。充実の2日間でした。2日目が終わった直後の打ち上げでは気分が高揚していたせいか疲れも感じませんでしたが、帰宅したらあっという間にダウン。珍しく寝坊もして、やはり気疲れしていたのだなと実感。そして明日もまた、25年近い付き合いの某ミュージシャンへのインタビュー仕事が待っています。 

よろしければサポートをしていただければ、今後の励みになります。よろしくお願いします。