壁量計算図(シートレイヤ)

壁量計算図について。

壁量計算も以前はエクセルで計算させていたのをdxfに変換して貼り付けてたのですが、Vectorworks内で完結させることが目標。

これはそんなに難しくなかったです。

耐震要素のデータ

筋交いなどのデータはそれほどいじることはなくそのまま使えました。

一つ加えたのは特性の備考欄にXY方向に4分割したエリアを入力することぐらいです。

設計壁量の積み上げワークシート

壁量は積み上げ用のワークシートを作成して、エリアごとに検索したものの合計を算出しています。

斜め壁の時の処理をどうしようかと思ってましたが、筋交いシンボルの壁実長はcos^2またはsin^2で予めXY方向に分解しているようだったので難しいところはなかったです。(伏図の時に書きましたが、壁量計算のワークシートを作るときにはまだ、データベースは計算式に使えない、と絶望していました・・・)

壁量計算ワークシート

後は積み上げた設計壁量を用いて全体の地震、風の必要壁量との比較と、4分割エリア内のチェックをするだけです。

判定は○✕ではなくて、地震と風、双方の必要壁量に対する比率で確認しています。(地震に対しては2倍程度は確保できるように。風に対しては環境によって勘案。)


壁量計算はモデリングさえしっかりすれば、手入力があまりないのでミスの防止や調整時の省力化にも効果がありそうです。

また、木造ツールで偏心率計算もできるのでバランスを考えるときの参考になります。

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