建具表(シートレイヤ)

建具表のシートレイヤについて。

建具用レコードフォーマット

建具表と建具符号の不整合を防ぐため。ここはデータタグ化したいと思っていました。

建具そのものの持つデータを吸い上げるつもりが、建具の種類ごとに押さえ方が違ったりして、複数のデータタグが必要になりそうだったので、さんざん試した挙げ句、結局、建具用のレコードフォーマットを作成して連結することにしました。(データタグで条件分岐ができるようになれば、直データでいけるのですが・・・)

仕様関係は必要に応じてレコードの選択肢に追加していく感じ。最後の数量用はワークシートで数量を積み上げるためのもので全て1。(他にやり方ありそうだけど)

建具符号データタグ

建具符号はデータタグでレコードフォーマットを吸い上げるようにして、平面図と、

展開図に配置しています。

(小規模なのでキープランを別図面では設けず、職人さんが、平面図や展開図を見た時にぱっと把握しやすいように、という点を優先しています。なので、幅・高さ・取付高さ、も表記。ちなみに寸法は仕上げのイメージを把握することを優先して、額縁などの仕上げの内法寸法にしてます。)

データタグで一括配置できるのは地味に便利です。(建具種類ごとにデータタグを使い分けるとこの便利さがあまり享受できない)

建具表データタグ

建具表もデータタグで配置するようにしたのですが、個別に配置できるイメージが沸かなかったので、↓の動画を参考にしました。これは今の自分の知識では絶対思いつかなかった。

建具表作成用に、建具のみ表示の登録画面を作成しています。

建具をクリップキューブで個別表示(こういう使い方も、こういうボタンがあることも知らなかった)したものをビューポートにしたものに、注釈として建具表のデータタグを貼り付けます。

普通、建具表の枠が合って、その中に建具を配置すると思うのですが、その主従関係が逆転してるのが不思議な感覚です。

枠材の種類や、金物の個別品番、納まり等は、欄外にまとめて記載したり、詳細図で対応するようにしています。
ちなみに、単純なデータは建具表の方でデータタグの内容を編集しても、それに合わせてレコードフォーマットが書換えられるので、レコードフォーマットはとりあえず入力して、最後、ここでまとめて編集でも良いかと思います。(注釈に入って、タグデータの編集に入って、でクリック数は増えますが。)

姿図の表現

姿図の表現もOpenGL+VW-隠線消去にしています。

展開図でも書きますが、フラットな表現としたかったので、光源は全てオフにして環境光のみに。OpenGLの設定はテクスチャをはずして、カラーのみにしています。

こうすうると、クラスの面の色を表現したい色にしておけば、それがどの建具でも同様に表現されます。(光源に偏りがあると、場所によって色味が変わるので、素材を示す記号としてはわかりにくくなる。)
図面として色のトーンも調整できるし、ガラスの種類なんかも色分けして表現できるのでけっこう良い方法かと思ってます。(ここに行き着くまでめちゃめちゃ時間かかった。)


現在はさらに省力化をはかるべく、オリジナルのプラグインオブジェクトを作って試してみているところです。


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