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かなり処女っぽい

かなり処女っぽい。
何が?今度のSFマガジンに掲載される、短編小説の主人公の話である。

4月25日発売の「SFマガジン」に掲載される小説『ピュア』、その校了作業のために改めてゲラを見返しているが、つくづくなんて言うか、今の私だったら絶対に主人公にしないような女が主役の話で、あーあ、私って3年前はこんなにも未熟だったのかぁ(この小説自体は3年前に書いたもの)、今ならこんな暗くてジメジメしてて、悪い意味でおぼこな女、主人公には絶対、選ばないなあ、私って痛い奴だったんだなあ、って、読んでいて自分で恥ずかしくなる。

(あ、処女がダメって言っているわけではありません。けど、私の思うショジョっていうのは2種類いて、一つは悪い処女。これは、自分が処女である事を世の中のせいや周りのせいにしているようなしょんべん臭い奴のこと。良い処女は自分の処女性にきちんと責任を持っている。前者は目も当てらんないし近づきたくないけど、後者は好きだ。そして、この処女というのは、実際の肉体経験いかんに関わらず、心の問題である。どれだけ経験があっても、心は腐ったような処女のまんまの女、たっくさんいるし、20代前半の私はそういう女だった。)

だけど、まあしょうがない。主人公の未熟さと、作品の内容や良し悪しとはまた別。

で、果たして小説の主人公と、作者は同一人物だろうか?


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