黙らせたい

今月はびっくりするくらいに目まぐるしくてはちゃめちゃで、その上体調不良が重なって一言で言うと「パニック」の月だった。一度も経験したことのない「短編の直しを締め切りに合わせてやる」をやり(これまでの本は全部書き下ろしだったから)、確定申告に、普段はやらないような珍しい取材の仕事もやった。締め切りが終わった途端に疲れがどっと出て一週間くらい動けず(こんなこと、最近では珍しい)、あれ、私ってこんな不調な人間だっけ、と思っているうちにあれよあれよと時間は容赦無く過ぎてゆく。1月は往く、2月は逃げる、3月は去る、のことわざに反抗するように1秒1秒を丁寧に生きてやらあと思っているにも関わらず、本当にスルスルと三月は手から逃げ去って行ってしまったのだ。

と書きつつ、ここまで精神的にがっくり来た原因は明確である。

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小野美由紀

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それでもやはり、意識せざるをえない(小野美由紀のマガジン)

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