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協調性から飛び降り自殺れ


8月某日

15人の団体でビアガーデンへ。ほぼ初対面の人が半数。その中に私が関わっている媒体の編集者さんが偶然来ていた(私の担当では無い)のだが、話し始めて数分で私の担当者の悪口を言いだしたので胸糞が悪くなった。

ステークホルダーの前で他のステークホルダーの悪口を言う人を私は信用しない。

彼はさらに15人ぐらいの前で悪口を続けようとしたので、

「編集者さんは仕事さえできれば何でもいいですよ!人格とかは!」

と大声で言ったら場がシーンとなりメキシコ風のガーデンなのにツンドラ大吹雪のような雰囲気に。周りの人たちがいい人だったので、場を取りなしてくれた。

その場にゲイの友達が3人いたので解散後、2丁目に場を移し中国出身のママがやっているゲイバーに行った。
「本当にクソ汚いバーだから!」とその店に連れて行ってくれた常連の友達(彼はいつも口が悪い)は連呼していたが、実際に入ってみると自分の家のように居心地の良い、とても雰囲気の良いバーで、中国出身のママはとても気さくで良い人だった。

「何が汚いの?」と聞いたら「売り方が汚い。“汚さウリ”のバーだから」と彼は言い続けていたが、彼が一番その場で楽しそうにしていた。

友達の1人でバリウケの男の子がその店のボーイのウケの男の人に気に入られて、「今度うなぎ食べよ♡」と言われていた。「うなぎって何?」と聞き、2丁目での「うなぎ」という隠語の意味を教えてもらった。

盛夏にふさわしい、風流な口説き文句だなと感じた。

深夜2時までゲラゲラ笑い続け、タクシーの中でもゲラゲラ笑い続けて1ミリも嫌なことのない楽しい二次会だった。


8月某日

フミナーズの第一回の連載「片恋通話」が載る。深夜に片思いの相手と通話をする、という話なのだが、実際のモデルになった相手の男の子は

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