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できればへし折らずに生きたい

エブリデイエブリカム。と言う不思議。毎日毎朝おんなじのとこに手のひらのシワがあり、昨日と良く似た形の細胞の塊がベッドの上におる。不思議。君らどうして同じところで固まってるの。生物としての厳然性は。ああ。たまには別々のところに散らばってみたいと思わんか。なぜ一箇所に。たまにはちょっと、朝でないものがやってきてもおかしくないのに、頼んでもいないのに毎日まいにち毎日朝が来るという不思議。
1日は私が寝ている間に猫のようにそっと庭に来そっとさってゆく。いつもきっちりと1日が終わる。
そっと時には誰かに分けたり、すこしだけよそにとっておいて、余分に使ったりできないだろうか。ああ今日も1日がむだにむだにむだにながれてゆく。

そう恋人に言ったら、「頼んでもないのに毎日来てくれるなんて、ラブ度が高いじゃないか」と言った。
ラブ度。
そんな風に考えられたら人生が楽しく思えるのだろうか?

10月某日
恋人と喧嘩をしてメガネをへしおってしまう。三本目二人目。
さらに、その上でこの場をおさめようと失禁までした。
計画的失禁。

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