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施術中「すごく凝ってますね」とか「ひどいですね」とか言っちゃう整体師さんの事

私の住んでいる千駄木には、ほんっとうに飽きるほど、整体とか鍼灸の治療院がたくさんある。

けれど、良い整体師さんや鍼灸師さんに出会えるかと言うと、なかなかそうでもない。

まず、私にとっての良い治療家さんの条件は

施術中に「うわー、ひどいですね」とか「ここが悪いですね」とか言わないこと。

一生懸命ほぐそうとしながら「悪いですね〜」とか言う人、悪いけど、バカなのかなと思ってしまう。

こういうことを言う整体師さんに当たると「この人は肉体に関してはオタクだけど、コミュニケーションとか、心については全く注意を払わないのかな?」と思って、次からは二度とその治療院にはいかない。

だって、まず、お客さんは自分の体が「悪い」ことを自覚して来てるんだもの。

「俺、元気ピンピンだし、なんにも悪いとこないよ!」という人はまず治療院の門を叩かないだろう。

悪いところを指摘されるために来ているわけではない。その「悪い」ところをなんとかするのが、治療家の仕事だろう。そんな当たり前のことを言われても、客としては困惑するだけだ。

せめて状態を説明するだけにとどめるか、別の言葉で言い直すにとどめて欲しい。

さらに、言葉っていうのは、すぐさま脳と体に作用するのだ。

わざわざリラックスしに来てるのに「悪い」「ひどい」なんて言葉をかけられながら、相手がリラックスできると思ってるんだろうか?

大抵の人は無意識のうちに「不摂生で、すみません」とか「え、私、そんなにひどいんだ」と思って、キュッと体が縮むんじゃないだろうか。

密室で二人きりで、相手の肉体を触る。どんな治療にだって、1対1で関わる限り、信頼関係が必要だ。

相手のコンフォートゾーンに入り、信頼関係を築こうとする時、なんでわざわざ、相手を緊張させるようなことを言うんだろう。

自分の言葉が、相手の精神と肉体に与える作用に注意を払わない整体師さんのことを、私は信用できない。

あるいは、こういうことを言う人たちは「え、俺、そんなに悪いんだ。だったらまた通わなきゃ」って思わせて、通院させることを目的としているのかもしれないけど、そんな依存的な施術をする人のとこ、いきたいと思わないよねぇ。

身体のオタクの整体師さんにはたくさん会うけど、相手の肉体と精神の両方を良い方向に導いてくれる治療家は少ない。ゴタゴタ言わないで黙々と施術してくれる人、もしくは別の言葉を使って症状を説明して、具体的にどうすればいいのかをきちんと説明してくれる人、そういう人に、私は惹かれる。

と、言うわけで、そういう”本当の意味で”腕のいい治療家さんをご存知の方、ぜひ教えてください。


ありがとうございます。