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恩師とダイバーシティ


中学時代の恩師に「刻の湯」を渡しにゆく。

ちょっと重たい話をすると、私は中学の頃めちゃくちゃリストカットをしていた時期があり、精神科に入院していたこともあって、それが問題となりPTAから「あの子を進学させるのは如何なものか」という意見が出たりして、実際に進学会議で先生たちの間で審議にかけられたんだけど、その時にかばってくれたのが久保田先生だった。中3の二学期を病院で過ごしたので、進学的にギリギリだったけど、中3の三学期に確か一人だけ特別な追試を受けて、詐欺みたいな手口で高校に進学させてもらえた。
結局、高校には別に行かなくてもよかったなって思うし、今は大学も進学した意味なかったなと思うけど、それはともかくとしてその当時誰も味方が周りに居なかったので、もし久保田先生がいなかったら私は死んでたかもしれない。そう思うと、小説を書いたり、今、エッセイを書いたりして生きていられるのは彼のおかげだと言える。
教育って意味あるのかなーとか、教育関係者の方々はよく口にするけれど、この先生のことを思い出すたびに私は「教育者っている意味、あるな」と思うし、生徒一人につき、一人くらいは味方のいる教育制度ができたら、そんな社会であれたらいいなーってかなり真剣に思う。


久保ティー、夜中に鬼電してごめんね!あとで聞いたら「あの時教師としてめちゃくちゃモチベーション低い時期だったからまじ大変だったわー」って言ってた。そういうこと言っちゃうところも好き!

(ここから先は投げ銭的な意味で有料にしています。以下には、久保田先生が成蹊高校で行なっている「スクールダイバーシティ@成蹊高校」の活動についてと、吉祥寺の絶品フレンチレストランについて記述しています。単品でも読めますが、有料継続マガジンを購読していただけるとお得です。)

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