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8/22 日記

今、次の長編小説の書き直しをしている。

ゲラになった自分の書いたものを改めて読んでも、何がいいのか、はじめはよくわからない。書き始めたのは随分前なので、その時と同じ感覚や感受性ではないのは当たり前だ。「うわ、下手くそ」と思う。ただ一生懸命に書かれていることはわかる。一生懸命な自分を、今の自分は多少冷静に、冷ややかに見つめている。

この前、Twitterで前から知っていた物書きの人と会った。「これまで自分の書いたものを『良い』と思えたことはなかったけど、『ピュア』を発表して初めて、自分の書いたものを『良い』と思えた」という話をした。

彼は驚いていたけど、そういうことを初めて口にして、肩の荷がおりたような、ホッとした気持ちになった。


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