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上半期ベストアルバム2023

かなり遅いけど発表、
6月までの間で聴いたアルバムの中から選出しました。皆様の新しいプレイリストの仲間に是非とも加えてください。人生が豊かになるでしょう。

1.HMLTD "The Worm"

1st Albumのかなりの遅延により、デビューしたての勢いからの失速が本当に気の毒に思っていました、、。
それをぶち破るほどの気合とセンスでモンスター級アルバムが登場、新しいプログレの提示。
Black midiに対抗できそうな様々な楽器使用、
手の込んだMix、すごいの出して来たなぁ、
またもや目が離せないバンドになりそうでドキドキが止まらない、ぜひ聴いてください。

2.Abalon Emerson "& The Charm"

DJやプロデューサーとしても大活躍のUSの女性、彼女はAD93(Whities)でエレクトロ作品をずっと出していましたが、急に方向転換か、バリバリのシンセポップアルバムを出しました、これがセンスあってめちゃいい。ここ最近はそういったテクノなどの、エレクトロ界隈の人たちがこういった歌もの(インディポップもの)を出している傾向がありますね、そのままぜひ続いてくれ、めちゃセンスあるから(Suzanne CraftとかAlle、Jack Jなど、とても良いので聴いてください)

3.Nourished  By Time "Erotic Probiotic"

この方今まで存じ上げなかったのですが、サウスロンドンで現在活動するSSWです。
Spencer. やSteve Lacy、Toro Y Moi、dreamcastmoeなどの影響を感じる、現行ソウルアルバム。
なんとしてもメロディラインが超良い、アリエルピンクのような汚さも含まれていてインディペンデントな雰囲気も感じる極上盤、今年のベストにぜひとも選出したい。

4.La Priest "Fasa Luna"


前作からめちゃファン。
自主制作で使用しているであろうドラムマシン。そして かなりクセの強いモジュレーションエフェクトが曲の味を8割ほど占めているといっても過言ではない、とおもってる。いい音なんだよねー、今回は海をテーマにした楽曲、今年旅行で行った伊豆の夜の浜辺を思い起こさせるような、薄暗い浜辺、波の音、暗がりに飲み込まれそうな恐怖、様々な海への想いが音に流れ込んでゆき、メランコリックなアルバムに変貌した、怪奇アルバム、独特な世界観に酔いしれてください、一本の映画を見たような気持ちになります。夜の浜辺を思い起こして。

5.The Lemon Twigs "Everything Harmony"

心に残るサウンドオブミュージックのような名曲を作りたいという想いでできたであろう今作。
リスナーの幅を押し広げたかのような60'sのロックのエッセンスと現行ギターポップの見事な融合により、これまでにない名作が誕生。
兄弟による美しい歌声、牧歌的で哀愁漂うソングライティングに涙なしでは聴けません。コーヒーブレイクのお供にどうぞ。

6King Krule "Space Heavy"

今までのアルバムの中で一番好き彼も結婚し子どもができたことにより父親としての責任、もう若くはないという焦燥感、彼の等身大の悩み、弱さを告白するような作品、こんな内省的な地味アルバムを作るとは、ギターのアルペジオに魅せられて歌う彼の姿は本当かっこいいのです。親友のJacobの別バンドHorseyで特別参加した楽曲Seahorse、自分のアルバムでもSeaforthと名前をもじって曲を作るあたり、仲の良さを伺えますね。


てな感じです。年末にベストアルバム2023を発表します!おたのしみに。


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