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金曜日深夜の雑談

今週はハードだった
社会人一年目が終わろうとして、急にヤバいと思った。失敗しても許される有効期限がもう切れそうで、一つ一つの仕事のミスが許されない状況に陥っていく。それが近づいてるのが確かにわかる、

そんなモヤモヤを抱えながら今週は二日連続、そして今年初となるライブを見に行った。

去年はライブ運に恵まれず、Crack CloudやBlack midiのライブに行かれなかったんだよなぁ

なので今週水曜日のWetlegのライブは心の底から待ち望んでいた。
彼らのローカルパワーは凄まじい。ローカルが持っているノリや庶民的なところ、あまりマネーのことなど考えず、楽しいからバンドをやっている精神が気持ちよかった、インディーズの根本はこれに尽きる。だから私はインディーズバンドが大好きなのだ。

彼らの精神を私も見習いたい。

私は売れたいだの誰かに認められたいという思いで曲作りに励んでいないだろうか?。ただ作ることが楽しいという思いから曲作りは行えているのだろうか。彼らのライブを観てそんなことを考えていた。

そして木曜はPavementのライブへ

Pavementは兄から教えてもらった音楽の中でもトップクラスのバンド。ヘナヘナサウンドの中にもしっかりとした核があり、主張があり、英詞の意味もわからなかった中3の自分でもこのバンドのヤバさは伝わっていた。

Pavementの泣き曲トップ3といえば
Gold Soundz
Shady Lane
Spit on a Stranger
だと私は思っていて、感傷に浸るときには必ずこのどれかを聴いていた、自然と気持ちが軽くなったり落ち着いたり、まさにセラピーミュージックだった。
長い付き合いである彼らの楽曲をどうしても聴きたかったが社会はそれを簡単には許してくれないようだ。

自然と残業に向かい、気づけば19時、ライブは始まってしまった、でもオープニングアクトがいるため、まだ彼らの出番はこないと信じ、19時半に退勤、
とにかく走った、駅までの半分の距離をひた走り電車で水道橋へ

Spit on Strangerがイヤホンから流れていた。
彼の声が生で聞ければ何でもよかった、姿が見えなくても。

会場に着き、手荷物検査を受け、チケットとドリンク代を払い席を探す、
テラス席だが、めちゃいい席だった、上から彼らの姿を捉えることができた、
もう音楽は始まっていた、聴いてみれば私の大好きなMajor Leagueだった、
スティーブンの声だ、あの優しいスティーブンの声だ、、信じられなかった
彼の声をイヤホンからではなく、生の声として聴ける日が来るなんて、、、
過渡期の中学、高校の陰鬱の時代を救った彼の声は今にも、壊れそうで繊細で優しかった。
それは今も変わらず衰えていなかった
私はもう泣きそうだったが堪えた。

Spit on Strangerはアルバムの一曲目
序盤で弾いてしまっているだろうか、、
一曲一曲演奏が終わるたびに不安だった、、
あいだにGold Soundzが流れ歓喜、、
でも私の泣き曲はあと二つ、、どちらかでもいい聴かせてほしい、、おねがいします

全演奏が終わり、彼らは手を振りステージを去った
やっぱり、そんなもんだよなぁ、なんて
周りの観客は手を叩きアンコールを要求していたけど、私はそんなに期待していなかった。

でも彼らは再登場した、
そして流れたのはSpit on Strangerだった。







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