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丼じゃらホイ

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丼物の記事も多くなったのでマガジンにまとめてみました。これからも丼々やります。
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#天丼

煮付け天丼

先日(2023年4月17日)日本テレビのお昼の番組「ヒルナンデス」に生出演しました。天丼マスターとして久々にお呼びがかかった。愛機ファイアーバード(ギターね)を持っての登場。ちょびっと弾いたけれど緊張した。台詞は噛むし、表情は硬いし。でも話している時にギターを持っていると手持ち無沙汰でなくて大変に助かった。そんなところで自分がギタリストであることを再確認しなくてもよろしいが、再確認したんだから仕方がない。さてその出演時に小野瀬流天丼(自分でそう命名したわけではない)として、ス

野菜天丼2022

毎度毎度申し上げているように、2021年は焼きそばの人として認知度が上がったために、僕のライフワークである天丼はどうしたのかと訊かれることがある。天丼はやめたのか。宗旨替えしたのか。もう天丼のことは愛していないのね。薄情な人。いやちょっと待って欲しい。天丼が僕のライフワークであることに変わりはない。僕がクレイジーケンバンドでクリーントーンのカッティング(ギターの奏法ね)をしている時でも、心の奥底にはいつもフランク・マリノやトミー・ボーリンやヤン・アッカーマンやジェフ・ベックや

天丼 僕の原風景

今年2月に亡くなった父親の話がどうしても多くなるが、今回は母親(90歳、存命)の話から始める。僕の母親は料理があまり得意ではなかった。母親(母ちゃん)が得意なのは裁縫で、某デパートで子供服などの洋服のデザイナーをやっていた程なので得意どころかプロであった。だけど料理にその熱意が注がれることはなかったように思う。ある日「今日は御馳走よ」と云われて夕食を楽しみにしていたら、食卓の真ん中に大量のマグロブツ切りを出されたことがある。それもスジの多い箇所ばかりで男兄弟3名で辟易した覚え

天丼

天丼については思い入れがたくさんある。多分一回では書き切れないと思うので何度も書くと思う。まず僕が何故これ程までに天丼にこだわって突き詰めているのかを考えるところから始めたいと思う。 まず天丼でなければいけないのか。そんなことはない。天丼を食べるつもりで入った蕎麦屋でカツ丼を食べてしまうこともある。丼物をやめて温かい蕎麦を啜ることもある。僕はそんな人間だ。だけどいつも天丼のことは大事に考えている。タイミングがぴったり合えば天丼は最高だ。でも合わなかった時は何で天丼にしちゃっ