第6記事ジーンズソムリエ結果報告

ジーンズソムリエ認定証授与式2018!!

平成30年11月15日,東京・両国の国際ファッションセンターで”ジーンズソムリエ認定証授与式”に参加してきました。ここでは2018年度第6回ジーンズソムリエ資格認定試験合格者に対して,認定証や認定バッジが授与されました。私は昨年も今年も授与される側として参加したのですが,どちらも代表授与枠でしたので,最前列で参列しました(笑)この資格は「取ったら取りっぱなし」ということもできるのですが,今回からは「合格者の2度めの受験」という割引枠が用意されましたので,新しい風も吹きこまれてきています。

第6回ジーンズソムリエについて

試験については,出題された問題(記憶できる範囲)や感想を下記に残しました。

当日の流れ

1.大島康弘ジーンズソムリエプロジェクト推進委員会委員長(岡山県アパレル工業組合副理事長・ベティスミス社長)開式挨拶
2.来賓紹介
3.来賓挨拶
4.合格者代表者に対する認定証授与(プレゼンター:大島氏)
5.集合写真撮影
6.ジーンズソムリエ交流会

もらえるもの

参考:昨年(2017年第5回)での各品

・ジーンズソムリエ認定証

今回いただいたもの(1枚め)

昨年のもの(2枚め)

ジーンズソムリエの認定証は,いわゆる紙パッチの素材。配色へのこだわりは言わずもがな。証明書という機能以上に,飾り映えするデザインです。ときどき飾られているお店もありますね。さらに今年からは,複数回合格した場合は僕のように名前の左に★★の表記がつくようになりました。この数が5個や10個になったらどうなるのだろうというのが気になるところです。認定証につく★はなかなか映えるものがあり,気に入っています。ちなみに,認定No.も回によって新しく与えられるようです(会員専用ページのログインIDは,最初の合格で作成したものをそのまま使えました)。

・ジーンズソムリエ認定バッジ

ジーンズソムリエとしてピンバッジをもらえます。ロゴマークがそのままバッジになっているので,知る人が見ればすぐピンとくることでしょう。

・ジーンズソムリエ公式シール

1回の合格で2シートもらえます。スマホに貼っても邪魔にならなさそうなくらいの控えめなサイズ感です。もっと必要なら会員サイト経由で購入することもできるようです。

・その他
株式会社ショーワの各種パンフレットや岡山県産業労働部産業振興課発行・倉敷ファッションセンター株式会社発行「特集「岡山県学生服製造100年」」等.他にも会場にいろいろ置いてあるので,関心があるものはどんどん立ち読みしたり持って帰ったりできます。

任意でもらえるもの

・”JEANS SOMMELIER”版デニム携帯ストラップ

これは,リベット打ちの体験をしてもらえるストラップです(無料)。使用するリベットや生地を折る位置などはいろいろと選べます。資材はベティスミスの製品「デニム携帯ストラップ」が基礎になっていますが,縫い付けられているアクセントカラーのタブは”JEANS SOMMELIEER”というオリジナル仕様。昨年度はもっと実用的なデニムペンケースに打ち込んで持ち帰ることができましたが,ジーンズソムリエの景品としてのオリジナリティはありませんでした。来年は何が用意されているのでしょうか。

加工体験の生地(昨年の画像参照)

先ほども貼りましたが,昨年のツイートに写っている正方形のデニム生地が,今年もありました。デニムの加工体験では,ジーンズソムリエの形に凹んでいたり出っ張っていたりする型の上に生地を置き,ひたすらヤスリをかけて浮き上がらせます。生地も持ち帰ることが可能で.僕はあまり時間をかけてできていませんが,もっといい具合に仕上がっている方もいらっしゃいました!

はじめに:岡山デニムセミナー

認定証授与式が始まる前の30分間,大島氏による岡山デニムに関する説明をしていただく「岡山デニムセミナー」がありました。昨年と同様,どうして岡山で繊維業が盛んなのか,日本のジーンズと海外のジーンズの端的な特徴はなにか,といった内容を話していただきました。さらに,実際に当時輸入や製造された生地・ジーンズも見せてくださいました,貴重!

↑写真の生地は,60年代に日本がデニム糸や生地,付属品などを独自に製造する力がなかったころに,キャントン社から取り寄せていた実際のデニム生地だそうです。

その次↑は,最初期の国産ジーンズ。卓上にあるように,その他にもとても沢山の実物を見せてくださいました。国産デニムの歴史を当事者として歩んだメーカーの社長より,戦後に広まったアメリカの放出衣料品から,日本のデニムが国際的に競争力を得るようになるまでの過程を実物とともに振り返られる貴重な機会でした。

授与式について

認定証授与式は,合格者に対してジーンズソムリエ認定証を授ける会ですが,実際には合格者全員が壇上で認定証等の手渡しを受けるのは時間がかかるため,代表授与という形で行われます。これは試験合格者向けの事前希望調査や当日の事務局からの要請で選ばれた10人ほどが10時頃の早めの時間に集められて簡単な打ち合わせをし,10時半からの岡山デニムセミナーを最前列で聴きつつ,11時に授与式の本番が始まってから一人ずつ一文程度の簡単な自己紹介や動機のコメントののちに認定証をもらうというものです。「○○で○○をしています」「○○がしたくて受験しました」など,皆さんが簡潔なコメントを一言壇上のマイクにひとこと喋ってから認定証を受け取ります。私は昨年度・今年度とも希望を出し,登壇の機会をいただきました。今回の代表授与では2つの条件を満たしているとその旨が壇上で紹介されるようになりました。1つは成績が優秀だった人(今回東京では該当者の出席なし),もう1つは2度目の合格をした人でした。後者には、認定証に★★が表示されるようになったので,それについてのご紹介もありました。東京の授与式では,デニムバッグブランド ”HM Clothing” の船木さんと私がその二人でした。船木さんは,第4回(2016年)と今回の合格者です!

交流会について

充実していた昨年と同様,今年も交流会を楽しませていただきました.ここでは1時間ほどの中で,上で紹介したようなキーホルダーや生地の加工体験ができます。お菓子や飲み物も出ていて,名刺交換や雑談などネットワーキングも自由。セミナーで取り上げられた物品を食い入るように観察する方々もいらっしゃいました。オレンジジュースがすごく美味しかったのですが,あまり飲まれておらず,皆さんそれだけ充実した時間を過ごしていたのかなと推察されます。


僕もいろいろな方に声をかけていただき,Twitterのフォロワーの方やマスコミ関係の方など,いろいろなお仕事をしているジーンズソムリエとお話をすることができました。東京会場であるからか,IT産業や重工業,商社など,この資格とは直接関係のない業種の方も少なくありませんでした。人材育成を目的として創設されたこの資格ですが、広報が活きてジーンズやファッションなどの趣味の輪の中にも定着しつつあるということが,当プロジェクト運営部の方々の気付きとしても述べられていました。

第6回ジーンズソムリエ試験についての情報

授与式の会場に展示されていたパネルが出典です.修正しましたが,もとがあまり綺麗に撮れていませんでしたので,別途作成した表・グラフも貼っておきます。

・合格率

・割合

この割合が合格者の割合なのか受験者の割合なのか説明されていなかったように感じますが,当時気づかなかったため確認できていません…。

来年も受けようか?

僕はぜひ受けたいと思います.試験日は9月上旬のため大学の夏休みの間の水曜日か木曜日,授与式兼交流会は11月前半の木曜日あたりとみています(あくまで推測)。次の学年の授業履修とかぶらないように気をつけて組めば,仕事の関係で海外に行くとかでなければ大丈夫なはず。大島さんや船木さんに,次も来いよ!と声をかけていただきました。

来年へ向けて準備することは?

テキストの紙面が結構クタっているので,そろそろ新しく買いたいと思います。改訂も1〜2年に一度は行われているようですので,2度も使えば替え時です。とくに蛍光ペンが裏染みしているので….

最後に

交流会を楽しみたければ,代表授与に名乗り出るの確実に最善策だと思います。私も黙っていたら普通の大人に見えてしまうようですし(19歳になったばかりだったのですが)。自己紹介は変なほうが得るものが多いかもしれません。私は各方面で人と違ったことばかりしているのですが,人前で話すような物理的に目立ったことをするのは嫌いでした。それでも2度目の受験などいろいろと存在感を増すことをするようになると,こういうことは避けられなくなります(笑)使える場はどんどん使って,自分の学びや自分の事業,そして何よりこの趣味のコミュニティを広げることに活かしていけるよう,いろいろと挑戦し続けていきたいです。

2019年2月9日追記
デニム愛にからめて,その「楽しみ方」をポストしました。この記事が好評だったので是非読んでみてくださいね。


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