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【大分県】長湯温泉 ラムネ温泉館

温泉たまねぎです。

長湯温泉パート2です。
ラムネ温泉館は先日書いた大丸旅館が経営しておられるようで、大丸旅館に宿泊すると、大浴場は無料、家族風呂は1000円/1hで入ることができます。(通常は大浴場は500円、家族風呂は2000円です。)

今回はラムネ温泉館の家族風呂に入らせていただきました。
(子供が若干体調を崩し、大浴場は入ることができませんでした。)
子供と妻と温泉行脚を実施していたこともあり、この旅行では家族風呂をメインに攻めました。九州は有名温泉地に掛け流しの日帰りの家族風呂が多数あって、本当に家族で良質な温泉を楽しむ文化が根付いている土地なのだなと改めて認識したところです。

また長湯温泉に関する豆知識ですが、花王の入浴剤バブを開発する際に長湯温泉を調査をしたことがきっかけで世界有数の炭酸泉であることが判明したそうです。当時炭酸泉による温泉療法の先駆けであったドイツの研究者にその存在が知られ、世界的な炭酸泉を有するバートナウハイム市と竹田市は現在も姉妹都市となっているそうです。ちなみに長湯温泉の炭酸ガス濃度は、バブの7倍程度あるそうです。

では、早速レポートさせていただきます。


【温泉の評価】
総合評価 ★★★★★

(評価詳細)
新鮮度 ★★★★★
42度程度の高温泉と31度の低温泉があり、ともに加温加水循環ろ過なしの正真正銘の100%掛け流しです。どちらの浴槽も2人ならちょっと狭い程度の浴槽の大きさですが、お湯の投入量は多めです。また、低温泉のほうは投入時に炭酸ガスが抜けないように、空気に触れないように投入するという徹底ぶりです。世界有数の炭酸泉と言われるだけあるな、というのが率直な感想です。文句のつけようがありません。

画面上が高温泉、下が低温泉。


泉質 ★★★★★
高温泉の泉質は「マグネシウム・ナトリウム・カルシウムー炭酸水素塩泉」で、低温泉の泉質は「含二酸化炭素ーマグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉」です。pHはともに中性です。高温泉は茶緑色で金気臭がし、41度ですが体がすぐにあったまります。低温泉は無色透明でより強い金気臭、さらに体が泡だらけになります。31度と体温よりはるかに低いですが、しばらく使っていると体がポカポカします。これぞ天然の炭酸泉という感じです。
この高温泉と低温泉の交互浴が本当に神がかっていました。低温泉と高温泉の交互浴ができるスポットは全国ぽつぽつありますが、大抵は低温泉が源泉で、高温泉は源泉を加温したものであるパターンが多いのではないでしょうか?ラムネ温泉館は、泉質そのものだけではなく、源泉がそれぞれ違うという点でも非常に稀有な温泉です。

低温泉の成分分析表
高温泉の成分分析表


ロケーション ★★★★✩
貸切風呂はただ浴槽が2つと洗い場と脱衣所があるのみですが、析出物で浴槽や床がコテコテになっている様子や、なんとなく鄙びた感じがとても私の心に刺さりました。外の景色がよいとかいうわけでもないですが、高得点をつけさせていただきます。

独泉度 ★★★★★
貸切風呂なので当然独泉です。家族風呂は人気だと思います。当日に整理券を配っているそうなので、早めに現地に行って獲得しておいたほうがよさそうです。私は大丸旅館に泊まったので、「宿の方がこの時間帯空いてるよ」というのをチェックインの時にスタッフさんが教えてくれ、予約もとっていただくことができました。


【その他コメント】
日帰り施設ですが、真のラムネ風呂を体感しとても満足度が高かったです。またラムネ温泉館ですが、かなりデザインも凝っていました。藤森照信さんという有名な建築家による作品とのことです。ラムネ温泉館のロゴもかわいらしく、グッズもたくさんあるので、現地に行かれたら何か購入されるとよいと思います。私はラムネ温泉館のロゴ入りのハンドタオルを買いました。また必ず訪れたいお気に入りの温泉となりました。

(訪問履歴)
2023.10.10 日帰り

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