9月8日「入浴順」

お久しぶりの投稿になってしまい失礼しました。遊んでるような仕事なのに、有難くもなんだかんだ忙しく過ごさせて貰いつつも「早く更新しなきゃ」と誰も期待してないのに一人で焦っているオジサンはワタシです。

ということで9月8日入浴順、ジャーン。

因みに9月7日とほぼ同じキャスティング、昨年のはこんな感じ


・・・・・・今年のデザインの酷さが際立ちますな。因みに僕が出したリクエストは「1Fに無人◯んがあるといいね」くらいで、勝手に「道頓堀のサラ金ビル仕様」に仕上げてくるうちのHP担当はアホで話が早い。一発採用です。

こんなデザインで出演者、及びマネジメントの皆さんから許して貰えてると思い、感謝の念しかありません。あとお客さんにもよく許して貰えてるなぁ、と畏敬の念さえ感じます。

とはいえ、表向きどうあろうと中身本質は一緒。音楽は、僕ら皆さんが好きなアーティスト達はそんなことも教えてくれる。

世間でも「表向きは良いように見えて中に入ると実は散々」みたいなことありますよね。音楽好きな人はそこに騙されぬ感覚は養われると思います。「軽く笑えるユーモアを、うまくやりぬく賢さを」です。(奥田先生「イージュー☆ライダー」より)

そんな勝手な信頼関係があると感じているのでお客さん、アーティスト皆さんと今年も一緒に遊ばせて貰えてます。有難うございます。


さておき、9月8日の入浴順。

所謂「2019バーション」と言いますか。以前の投稿で触れましたがクリープハイプの日に因んで、1年以上前から「軸」は決まってました。以外のブッキングはこの流れに沿ってお誘いしたいバンド、昨年中止の流れでストーリーが出来た方々、新鮮な出会い、愛すべき腐れ縁、しゃーなしのドリアン、、、、色々あります。

毎年共通するブッキングの思惑は

「ライブで心動かされたバンド」

そして

「より沢山の人に知って欲しいバンド」

この二つ、、、、

だけ。

だけ?、、、、(よく考えてみる)

だけ。


ステージ上は「煌(きら)びやか」に見えても大半のミューシジャンが実は「恥」かいてきたり「泥水」飲んできてると思います。(飲み続けてここまできてるバンドもいるなぁ・・・)仕事柄実際その光景を見たり、見てはいないけど曲やステージから感じたり。一般人の我々も、恥かきっぱなしで生きてます。それはステージ立つ人も実は一緒で、だからそんな弱者目線も持ち合せる彼らからの言葉やメロディ、演奏に心動かされるのだと思います。


人間力が高く、かつ音楽的に秀でた人にとても惹かれます。(若しくはどちらか一方が突出していても◎)最近、音楽よりも人の方が興味あるかもしれない。

「こんな言葉を選ぶ人はどんな人間なんだろう」

「どうやったらこんな曲が浮かぶのだろう」

「なんでこんなスゲい演奏が出来るのだろう」

音楽的にも勿論興味あるけれど、その発想に至る人間の生い立ちや、境遇、趣味嗜好、工夫の仕方など。必ず尋常では無い「拘り」がそれぞれにあって、それが知りたいと思うと結局その人達も順風満帆ではないことに気付かされ、しかしだからカウンターになり得る音楽が生まれる。

そんな方々に集まってきて貰えたとこの日は思います。常連のバンド、若手、オジサン、年齢もジャンルもバラバラに見えるけど、自分的には一貫したものはある。こんなことも頭の片隅に置いて観てくださるととても嬉しい。

んんん?「入浴順」というより「入浴意図」になってしまった、、、、ここまで書いたのでもう修正不可能、その辺りはまた今度。


関係ない内容になったついでに、この場を借りて吐露すると

「ここに出ていないバンドはイマイチだったのか?」ということにもなりますが、コレ実はこの仕事で一番辛いとこ。バンドが「出たい」と思ってくれてるのに、こちらが枠を用意出来ない場合が本当に申し訳なさの極み。「休み無い」とか「睡眠時間無い」とか、赤字になろうが、野外やっても雨ばっかりとか(これはお客さんには申し訳ない)、みたいなことはどうでも良い。この「断る」って行為がこの仕事で最も辛かったりします。

「2ステージ被り無し!全部観れます」と打ち出しながらも「ステージ4つも5つも作れるような甲斐性があれば」と真逆なことをいつも思わされる。理想は僕らみたいなのが作るイベントに「出たい」と言ってくださるなら全て「いっすよ!!」と二つ返事で応えたい。しかしいろんなモノが足りなくて出来ないので、そんなバンドの皆さんには本当に申し訳ない。あまり時間無いけど、いつか叶えれるよう力つけたいと思います。