チケット代の正解

 一回目のラインナップを発表し一週間経ちましたがどうでしょう?
来ていただけます?まだあきません??
2月の時点でGWの予定なんて決めれないでしょう、そりゃそうでしょう。
しかし無理ない範疇で無理してくださるとありがたく思います。

 もうサイは投げられたもののチケット料金に関して毎回とても悩みます。
長い間やってますが未だ適価がわからずブレブレになりがち。

 一般的な価格設定はどんな商品も採算とコンテンツのバランスを見て設定するのでしょう。
で、採算的に言いますと
世間同様、年々物価が高騰しているのはこちらの世界も同じ。
各種資材、舞台、照明、音響機材や人件費、運搬、燃料、アルバイトさん警備員さんその他、ひいては伴う飲食、ホテル、タクシー、バス、、、全て値段が上がっています。
物価高騰と相まって、コロナ禍で働く人が3割減ったサービス業が需要は戻っているのに供給側の人手不足→賃金アップで何とか雇用創出の傾向も相まって更に拍車がかかっていると思われます。

 これらの事象を考えると単価を上げざるを得ないのですが、
チケット代ほぼ据え置きにしたのは去年チケット代9千円台にしてちょっと後悔したこと。場所柄、車、バスなどアクセスに労力とお金が掛かってしまうので出来るだけ「お金が理由で躊躇しない」設定にしたい。

 通常1日券以外にも少し割安の2日券。 
コロナ禍で3年ライブに行けなかったかもしれない若年層にライブの良さを知ってもらうべく未来への投資のつもりで学割も設定。
親子連れでも訪れ易いよう中学生以下無料。
(小さいお子様は一人づつ保護者の方付き添いのお願いルールでお願いしています)
初年度から変わらず、さまざまな年齢層の方に来て頂けると嬉しいです。

 しかしながら前述した理由でバス代は少し上げました。
20年あまり、泉大津駅最寄りバス乗り場から会場まで往復¥1000でやっていたところ、、、運転手さん不足からの値上がりに耐えれず
『¥1200』という誠に中途半端な料金に上げてしまいました。
キリ悪くてごめんなさい。どうか許してください。もうこれ以上あげません。落ちてるモノも食べません。
(因みにバス乗り場は「泉大津シーパスパーク」というとても素敵な公園になってます)

 一方内容面ではラインナップさせて頂いた出演皆さんのライブに関してはとても自信あります。
その自信をチケット代にもう少し転嫁すべきだったか、、、
でもなぁ、人によって満足度は変わるし、音楽の趣向なんてのは特に千差万別。どこに軸足を置くかで考えがやはりブレがち。

 悩んだ時は初心に返り「目的を考えてみると良い」と偉い人が言っていたのを思い出しイベントやってる目的を思い返してみた。
そもそも関わるバンド、アーティストが
「少しでも長く活動できるよう」
「次回ワンマンライブに一人でも多く来場頂けるよう」
この二点を目的としてやってます、20年やってきました。
そう、その初心に則り「チケット代」に関してはお客さんが訪れ易い方に軸足があって良い。
「これでいいのダ!」
とバカボンパパ的に納得できるではないか、自分を納得させてみたのでした。

 ということで散々悩んだ結果、今回は基本の1日券に関して
『チケット¥8800+シャトルバス代¥1200=¥10000ポッキリ♫』
という方程式になりました。(「ポッキリ」言いたかっただけ説)

長くなりましたが今年はこの設定が一番正解に近いと思い、以降潔く邁進したい所存であります。

と、できる限りお客さん側に寄せてみたものの
「オンセンダマシイ数千人♫」(四星球/オトダマーチより引用)
の集客ではシャレにならないので、やはり無理ない範疇で無理してでもどうかチケット買って頂きたい。

 あ、関係ありませんが今回は昨年同様「3ステージ」の予定で内2ステージは同時進行になりますので予めご了承ください。
ステージ間の距離は5分程度、お目当てが被った場合、ダッシュすれば1曲づつ往復ターンもできます。(ひきつった笑)

 とはいえステージ3つも作ったらまたお金かかるやん!
これはこれで何回やってもやりたいことと採算のバランスがわからんのでした。(結局まだブレとるやないか)