9月7日「入浴順」

先週タイムテーブ・・・・いや、違う『入浴順』を公開しました。

実はイベントに出演頂く順番を決めるのは、この仕事の楽しみの一つ。「こんな流れで見たい」「この時間帯はこのバンドの演奏を」なんて、妄想しながらお客さん目線組んでいきます。付随して出演くださる方の前日、翌日のスケジュールも参考に、完成したのが今年のそれ。(一部とてもムリして来てくれるバンドもいます。とても有難い・泣)

どうでしょう?

どうですか?

どうなんだろう?

お客さん代表として組んだこの順番。当日迄想像、妄想、勘違い、なんでもOK!一緒に「ワクワク」してくれると嬉しいです。(表現が小学生並み)


7日は中止になった昨年と大きく変わらないようにしました。その中で一番考えたのは「トリ」のバンド。誰が相応しくて、お客さんも納得してくださるだろうか、、、、。

キャリア、説得力他全てを兼ね備えたスカパラ兄さんか。一度やって頂いてるけど万人を笑顔にしてくれるレキシ。国宝に指定して欲しい歌声を持つハナレグミ永積くんも最高の形で終われるなぁ。いやTHE BAWDIESで最高ハッピーに終える方法も、などなど、、、、

で、至った結果は今年6月、10周年武道館公演を大成功させた『OKAMOTO'S』にお願いすることにしました。R&Rの未来を託したゼ!なんて蒼い言葉は恥ずかしくて口が裂けても言えませんが、活字だと言えますね。デビューからこのイベントには何回も出て貰ってます。私感ですけど「ロックバンド」と「R&Rバンド」の違いがあって、自分はR&Rバンドの数とマーケットがあまりに小さいと思ってます。そこに10年前現れてくれたのがまだ10代だったOKAMOTO'S。「このバンドに託したい」という期待のもと何かにつけ「推し」てました。武道館の後だから、まだまだ推さねばと思います。音楽シーンに対しての自分達なりの意思表示。必ずや最高の締めをしてくれると自信を持って当日迎えたいと思います。


他、昨年と変わった点は、フィッシュマンズにクラムボン原田郁子さんが参加してくれます!ハナレグミ、bonobos蔡くん、Yogee角館くんは昨年も参加予定でしたが、そこに原田さんとドラムボーカル欣ちゃんで最強ボーカル陣の完成!ここまでくると「去年中止で良かった」もある!(プラス思考大事)

ちょっと冷静になって「フィッシュマンズってだれ?」って若い方、大半だと思います。4年前にこのイベントのトリでお招きした時のブログがあるので一読くださるとこのイベントでの立ち位置が少し分かってくださると、、、しかし今更ながらとても読み辛いブログだ。日本語もおかしい、文字級数もおかしい、、、パスワード分からないのでリライト出来ません、すみません。でも読んで欲しいので掲載。



トリ以外にあと悩んだのはトリのSuchmosが空いた1枠。

そこに今回入って頂いのがフレデリックです。この2日間、普通に並びを考えるとフレデリック8日の出演で考えてました。代わりに8日の民生さんが7日みたいな。世代間的にはその方がチケット売れるかもしれないし、お客さんの嗜好は重なる部分も多いと思います。

敢えてフレデリックを7日に出て頂くことにしたのは、彼らの1stアルバム「うちゅうにむちゅう」をプロデュースしたのが、フィッシュマンズのベースである柏原譲兄貴だったから。自分もフレデリックとの出会いはこの頃、最近ほどアッパーな曲は無いけれどその独特の曲と歌詞、そしてテンポの中にある「隙間のグルーブ」が凄く面白いバンドだと思った。フィッシュマンズのDNAを持ったバンド、自分がこの仕事してるあいだにこの2組を同じイベントにブック出来る機会ってもう無いかもしれないと思い、今回ラインナップの中でお願いしました。そしたら「当日『BPM=96〜141♪』の曲で構成します」と、とても嬉しい、そして頼もしい返事が返ってきたのです。

BPMとは曲のテンポを表す数字で、「96」=スロウ「141」=ミディアム。要はアップテンポな代表曲を封印して、こっちが思うブックの主旨(いつ、どこで、誰と、どんなお客さんの前で演奏するか)を汲んでくれた現れ。だからフレデリック好きな人、まだ知らない人もこの日ならではな「引き出し」を是非見て欲しいと思います。

私感ですけど気持ちよく歩く時に耳にしたいBPMって130〜140で凄く好みのテンポ。ヒットする曲って「BPM170以上」か「四つ打ち」が殆どだし、ライブでノリやすいテンポやリズムパターンがそれ。しかし、そうじゃないところで敢えてこの日勝負してくれる「男気」がとても嬉しい。


他、去年無くて、今年あるもの何だろ、、、

あった!レイザーラモンRGさんが送る「湯上がりアクト」。

もともと「終演後シャトルバスへ一斉に向かうと混雑するのので分散して貰おう」と主催者のヨコシマな狙いから生まれたのがこの「湯上りアクト」(所謂エンディングアクト)。RGさんは、うちの男湯田口さんのサークル(プロレス同好会)の先輩。その縁で音泉立上げの頃からイベント出て頂き、開場中、転換中お客さんが退屈しないよう、音楽と関係ある芸、無い芸沢山披露してくださった。今や売れっ子ですけど「売れてない頃から使ってくれたから」というこっちは全く思いもしない「恩義」を感じてくださって、今回も出演してくださいます。人を笑顔にするのが芸術ならば、音楽もお笑いも全く同じ。初日お時間ある方は最後笑ってお帰りくださいね。


そんなこんなで7日の入浴順解説でした。次回は8日のこと書こうと思い鱒。