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沖縄で出会った温泉たちの思い出

今年(2023年)の2月。人生で初めて、妻と沖縄に行ってきました。
普段は温泉のある場所を旅先に選びがちですが、今回はさすがに温泉のことは考えずに、リゾート気分で向かいました。

しかし行ってみると、沖縄にもたくさんの温泉との出会いがあったのです。
沖縄で出会った温泉たちの思い出を、記念に書き残してみます。


はじめに:沖縄の温泉事情

沖縄に温泉のイメージを持つ人は少ないと思いますが、実際沖縄の温泉(源泉数)は21個で、日本で一番少ないです。(環境省の温泉データより)

ちなみに温泉王国の大分県は5093(全国1位)、青森県は1093(全国6位)。

とはいえ沖縄の温泉も少しずつ増えているようです(10年前は源泉数10だった)。これからもリゾート開発などで増えるかもしれません。

参考:環境省 温泉利用状況等について


①那覇のホテルで入った初めての温泉

そんな沖縄で出会った温泉たちを紹介します。一つ目は初日に宿泊した那覇市内のホテル。今回は2022年に開業したばかりの新しいホテルに1泊。

こちらのホテルの大浴場が温泉でございました。お湯は茶褐色で、塩分濃いめの口に入るとしょっぱい感じです。

ここの温泉、泉質名に「含ヨウ素泉」という泉質が含まれています。名前の通り「ヨウ素」という成分が豊富で、イソジンっぽい香りが特徴の珍しいタイプの泉質です。あまり感じたことのないタイプの香りや入浴感でしたが、嫌な感じではなかったです。むしろ結構心地いい感じ。

沖縄にはこのタイプの泉質(含ヨウ素泉)が他にも何軒かあるようです。
あまり出会えない泉質で、少なくとも青森県には無い(はず)。
皆さんも機会あれば是非入ってみてください。

余談
ちなみに珍しい泉質を楽しんでいたり、露天浴場の淵にあるスペースで寝転んで休憩していたりして長風呂しすぎた結果、妻が心配してホテルスタッフの方経由で呼び出されてしまいました。「鎌田さま~!いますか~!」と大声で浴場に呼びに来るスタッフ。沖縄の皆さんに名前がばれる鎌田。ご迷惑をおかけしてごめんなさい。

さらに余談
このホテルの屋上にはプールもあり、初めての沖縄に気持ちが大きくなっていた私は水着に着替えて入ってみました。いくら沖縄とはいえ2月で外なのですごく寒かったのです。しかも丁度その時にタイミング悪くパーティー系の男女軍団が屋上に見学にやってきて、笑いながら「寒そうだね~」「うける~」みたいな会話をしていました。「全然寒くありませんけどね」みたいな顔をしてやり過ごして、その後温泉に駆け込みました。


②首里城公園にあった温泉(的なもの)

ここから先は実際に温泉に入った思い出ではなく、温泉的なものに関する思い出となります。

まずは首里城。現在は火災により正殿が再建中ですが、公園には入ることができます。随所にある赤い門や石組みがいかにも沖縄でかっこよかった。


そして、これが首里城の「湯屋」(浴室)跡とされているところです。

ここにお湯を入れて入っていた・・のかもしれない
解説ボード。国王の浴室は別の場所にあったそうです


この浴室も面白かったのですが、首里城の中で一番温泉的なものを感じたのはこちら。

これは・・・!

サウナの水風呂っぽいですよね。入ったらめちゃくちゃ気持ちよさそう。
掲示の通り立入禁止なのでもちろん入れません。

こちらは「龍樋(りゅうひ)」という場所で、このきれいな湧き水は当時飲用されていたそうです。

このきれいな水といい、先ほどの湯屋といい、首里城は入浴や水使いにもこだわりがあったようです。入浴施設だったら人気出そう。繰り返しますが立入禁止なので、妄想だけに留めておきましょう。

ちなみに首里城正殿の再建は2026年完成の予定で進められています。
再建までの道のりや復興のポイントが分かりやすく展示・説明されており、今も見どころはたくさんありました!


③美ら海水族館で出会った温泉

初めての美ら海水族館にも行ってきました。那覇市からはレンタカーで高速道路使って1時間半くらい。

大人気のジンベエザメ

ジンベエザメをはじめとする沖縄の海に住む魚たちを楽しんでいたところ、ここでも温泉を発見することができました。
それが深海から噴き出す温泉「熱水噴出孔」の説明。日本近海では沖縄トラフで初めて発見さたそうです。そしてその噴き出す温泉の近くに生息するのがこちらの「ゴエモンコシオリエビ」。

美ら海にも温泉はあった

熱水の近くに生息するため「五右衛門風呂」から名前を付けられているそうです。しゃれたネーミングですね。

余談
ところで「五右衛門風呂」そのものの名前についても調べたんですけど、石川五右衛門が釜茹での刑に処されたことが由来とされているそうです。これ初めて知りました。しかも湯じゃなくて油で処刑されたらしい。怖い。そこから名前つけて現代まで残っているのすごい。


④街中にも温泉だらけ?

首里城 & 美ら海という沖縄鉄板コースを満喫し、最終日は那覇市内の宿に泊まりました。宿でオリジナルの散策マップがもらえたので晩御飯はどこしようかと眺めていると・・↓

地図上に大量の温泉マーク!

これ全部温泉なのか?だとしたらすごすぎる!入りにいかないと!と興奮状態。なぜ最終日まで気づかなかったんだと思いながらマップ下を見ると。。

風俗だった

温泉じゃありませんでした。風俗店にこのマーク使うの一般的なんですかね?私は初めて見ました。あぶない。

皆さんも温泉マークに飛びついてしまわないようにお気をつけください♨


まとめ

ということで沖縄で出会った温泉の思い出でした。

沖縄は温泉の数自体は少ないですが、上述の通り珍しい泉質の温泉施設が他にも複数ありますので、南国の温泉も是非体験してみてください!
(おわり)

初めてのダイビングでパニックになり疲れ果て海中の魚どころではない様子


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