Node-RED を動かしてみる

Raspberry Pi に Node-RED を導入してみます。

用意したもの

・Raspberry Pi 2 Model B (Cortex-A7 900MHz x4, LPDDR2 1GB)
・Raspbian OS April 2019 Ver.4.14

準備

1.Raspbian OSのイメージファイルをダウンロードして、適当なmicroSDカードに書き込む(自分はWin32 Image Writerを使った)。
2.エクスプローラで中身を開き、トップディレクトリにsshファイル(空でよい)を作成。
  ※ヘッドレスインストールのため
3.ラズパイにmicroSDカードを刺し、LANケーブル、電源のためのUSBケーブルを繋いで起動。
4.ラズパイに割り振られたIPアドレスを調べる(自分はNetEnumを使った)。
5.ターミナルでSSH接続。デフォルトだと pi / raspberry

インストールと起動、停止

bash <(curl -sL https://raw.githubusercontent.com/node-red/raspbian-deb-package/master/resources/update-nodejs-and-nodered)
node-red-start
node-red-stop

はじめてのフロー

ノードを繋げてオリジナルの処理を作成するには、Webブラウザで以下にアクセスします。
x にはあなたのラズパイに割り振られた具体的なIPアドレスを指定してください。
http://192.168.0.x:1880

ブラウザに"エディター"が表示されます。
エディターはおおまかに以下の3つから構成されています。
・パレット :使えるノード一覧が並んでいる画面(左)
・フロー  :ノードを繋げて処理フローを作成する画面(中央)
・サイドバー:デバッグ文字列の表示や選択しているノードの設定などを行う画面(右)

作成・編集
はじめてのフローとして、「ノードをクリックするとHello Worldという文字列がサイドバーのデバッグ画面に出力される」処理を作ってみます。
1.[inject]ノードをフローにドラッグ&ドロップします。
2.[debug]ノードを同じようにドラッグ&ドロップします。
3.ノード同士を繋げます(端の小さい四角から線を引き出します)
4.[inject]ノードをダブルクリックして、設定画面を呼び出します。
5.設定画面の[ペイロード]プロパティを[日時]から[文字列]に変更し、”Hello World”と入力します。

デプロイ
次にフローを動かせる状態にします。
1.右上にある[デプロイ]ボタンをクリックします。”デプロイが成功しました”旨のメッセージが表示されたら成功です。

実行
実際にフローを動かしてみます。
1.”Hello World”と入力したノードの左側にある四角をクリックします。
2.サイドバーのデバッグ画面に"Hello World"が表示されれば成功です。
  ※サイドバーが表示されていない場合は[デプロイ]ボタンの右にあるタブから[表示]->[サイドバーを表示]を選んでください。

まとめ

ラズパイにNode-REDをインストールして、PCブラウザからフローの作成・編集、デプロイ、実行までを説明しました。
ラズパイがWebサーバとして機能して、”ブラウザで”任意の処理を作れるのが素晴らしいなと思いました。

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