ラズパイに外付けSSDを増設する

Raspberry Pi 2にはUSB2.0端子が4つあるので、外付けSSDを接続してそこにデータを保存するようにしました

用意したもの

1. Crucial BX500 120GB CT120BX500SSD1JP
  SATA 2.5inch SSD
  2138円@パソコン工房

2. 玄人志向 GW2.5CR-U3
  SATA 2.5inch 対応の SSD/HDD ケース(USB3.0接続)
  800円@ドスパラ

ケースにSSDを入れて

ラズパイのUSB2.0端子に接続します

使用前の準備

1. 接続したデバイスの確認

>sudo fdisk -l

以下のように /dev/sda が追加されていれば、OSからデバイスが見えています

Disk /dev/sda: 111.8 GiB, 120034123264 bytes, 234441647 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes

2. パーティションの作成

>sudo fdisk /dev/sda

実行すると以下のようなコマンド入力待ちになります

Command (m for help):

必要最低限のコマンドは以下の通りです

d : パーティションの削除
n : パーティションの作成(作成中、さらに入力を求められますがどんどんEnterキーを押してデフォルト値で構いません)
p : 現在の設定の表示
w : 設定の反映(この時点で実際に実行されます)

各コマンドを実行して以下のように /dev/sda1 が追加されていれば、パーティションが作成できました

Device     Start       End   Sectors   Size Type
/dev/sda1   2048 234441613 234439566 111.8G Linux filesystem

3. ファイルシステムの作成

>sudo mkfs.ext4 /dev/sda1

作成した sda1 パーティションに ext4 ファイルシステムを構築します

4. マウント先の作成

OSが認識できるデータ領域を特定のディレクトリにマッピングします
そのためにまずマウント先のディレクトリを作成します

>sudo mkdir /mnt/ex-ssd

5. マウント

>sudo mount -t ext4 /dev/sda1 /mnt/ex-ssd

6. マウント先の権限設定変更

マウントした後、root以外が書き込めるようにディレクトリの権限設定を変更します
※Raspbianデフォルトのユーザー"pi"が読み書きできることを指します

>sudo chmod 777 /mnt/ex-ssd

SSDに読み書きできるようになりました

pi@raspberrypi:/ $ fswebcam /mnt/ex-ssd/test.jpg
--- Opening /dev/video0...
Trying source module v4l2...
/dev/video0 opened.
No input was specified, using the first.
Adjusting resolution from 384x288 to 352x288.
--- Capturing frame...
Captured frame in 0.00 seconds.
--- Processing captured image...
Writing JPEG image to '/mnt/ex-ssd/test.jpg'.
pi@raspberrypi:/ $ ls -l /mnt/ex-ssd/
total 108
-rw-r--r-- 1 pi pi 110409 Jul 16 06:43 test.jpg

ラズパイに接続したWebカメラで撮影したSuicaのペンギンです
かわいい

7. マウント解除

>sudo umount /mnt/ex-ssd

マウントを解除する場合は上記コマンドを実行します


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