見出し画像

「タイムスリップ的」まちの要素

昨日からあいちトリエンナーレを観るために名古屋に滞在しているが、タイムスリップすることができた。

大通りは片側4車線だが歩道は広く、地下街が札幌みたいに発達している。名古屋で学生時代を過ごした先輩によれば、空襲があった後機能的な街づくりを目指したという。

ただ、国際センター駅から名古屋駅(通称「名駅」)の間には、ならまちを彷彿とさせる長屋や蔵づくりの建物、ふとした小道が盛りだくさんな地区、四間道・円頓寺地区がある。

トリエンナーレの展示の一部がここに点在していたためぶらぶら歩いていたのだが、タイムスリップを感じた。懐かしい、と言いたいが実際経験した原風景ではないのであえてそう言うことにする。

時折現れる細い曲がり道があってその先にお地蔵さんがいたり、上に神棚が祀られている長屋づくりの家など。きゅっとした曲がり道や歩道の幅の狭さが、ワクワク感と不思議だけど行き交う人と知り合いのような親しみやすさを感じてしまう。

見通しが予測できないけど、何かありそうと思わせる道の仕組みが何かしらあるのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?