6月11日に渋谷区議会へ署名と共に提出した陳情文。

6月11日に渋谷区議会へ署名と共に提出した陳情文。

2019年6月11日

公共の場所での飲酒や音響機器使用等を規制しないよう求める陳情

渋谷区議会議長 下嶋倫朗様

渋谷区の路上の自由を守る会代表 和田拓磨

※住所省略

陳情理由

 区議会令和元年第2回定例会にて、公共の場所での飲酒、音響機器の使用等を規制し、酒類販売の自粛を求める内容が盛り込まれた、渋谷駅周辺地域の安全で安心な環境の確保に関する条例案が審議されようとしています。

 この条例案は、ハロウィーンや年末カウントダウン時のトラブル防止が目的の一つであろうと思いますが、窃盗や暴行等の迷惑行為は既存の法令で取り締まることができ、飲酒や音響機器使用等を規制する新たな条例を制定する必要はありません。そもそも公共の場所での飲酒は憲法上の権利である幸福追求権や自己決定権で保障された行為であり、音響機器の使用は同じく憲法上の権利である表現の自由で保障された行為です。加えて、条例で酒類販売自粛を求めるのは、公権力が事業者へ圧力をかけるものであり、経済活動の自由に反します。

このように、公共の場所での飲酒、音響機器使用等を規制し、酒類販売自粛を求める条例は、立法事実に欠け、憲法上も問題があります。以上の理由から、下記陳情致します。

陳情事項

1. 飲酒、音響機器使用その他一切の行為を規制し、また酒類販売自粛を求める内容の条例を制定しないでください。

2. 今後、区内における安全で安心な環境を確保するための区の施策についてすべての情報を公開してください。

3. 今後、区内における安全で安心な環境を確保するための区の施策の策定にあたっては、一部の行政機関や団体のみならず広く区民、来街者の意見を取り入れてください。

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渋谷区の路上の自由を守る会

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