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4KモニタでDAWの画面の文字が小さすぎて見えない!!場合の対処例(Windows)

あんまり大きくないサイズの4Kモニタを使っていて、4Kに対応していない古いVSTプラグインを使おうとすると、画面がちっちゃくて見にくいと思ってる方はいませんか?(わたしだけ?)
これに対処するため、解像度変更をDAWの起動/終了と共に自動で行うスクリプトを作ってみました。

前提として、QRes( 3 Ways To Change Screen Resolution In Windows 10/11 (itechtics.com) )とSetDpi( Releases · imniko/SetDPI (github.com) )というアプリケーションを導入する必要があります。

下記記事を参考にさせていただきましたので、導入方法を確認する場合はこちらを参照ください。↓
QResとSetDPIを用いて解像度と拡大率を変更するボタンを作る #Windows - Qiita

記事内ではbatファイルでしたが、DAW終了の検知がbatだと難しそうだったのでパワーシェル(ps1)で実装してみました。

下記にスクリプトを記載します。これは私の環境で動作確認したものなので、各自の環境に合わせてパスや設定値を変更する必要があります。特に、解像度や倍率の設定は私の環境に合わせたものなので、環境に応じて適宜変更してください~

# 解像度をHDにする
$QRES_PATH = "C:\DisplaySize\QRes\QRes.exe" #QRes.exeを保存したディレクトリを指定
& $QRES_PATH /X:1920 /Y:1080 /R:60

# 拡大率を100%にする
$SETDPI_PATH = "C:\DisplaySize\SetDpi\SetDpi.exe" #SetDpi.exeを保存したディレクトリを指定
$DISPLAY_ID = 1 #モニター1台のみ使っている想定です
$SCALE_VALUE = 100 #倍率は任意で変更してね
& $SETDPI_PATH $SCALE_VALUE $DISPLAY_ID

# DAW起動
Start-Process "C:\Program Files\PreSonus\Studio One 6\Studio One.exe" 

# Studio Oneのプロセスが存在しなくなるまで待機
do {
    Start-Sleep -Seconds 3
} until (-not (Get-Process "Studio One" -ErrorAction SilentlyContinue))

# 解像度を4Kに戻す
& $QRES_PATH /X:3840 /Y:2160 /R:60

# 拡大率を150%にする(自身の環境の元の設定にしてね)
$NEW_SCALE_VALUE = 150
& $SETDPI_PATH $NEW_SCALE_VALUE $DISPLAY_ID

コピーしたコードをテキストファイルに貼り付け、ファイル名を○○.txtから○○.ps1に変更しましょう。ただ、普通には.ps1ファイルが開けない設定になっていることが多いので、少し手を加える必要があります。

作成した.ps1ファイルを右クリックして、
「別のプログラムを選択」⇒「その他のアプリ」からファイルエクスプローラーを開きます。そして、powershell.exe を選択してください。powershell.exeまでは下記のようなディレクトリ構成になっていると思います。
"C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe"

これで、ファイルのアイコンが青い平行四辺形っぽいやつに変わっていれば成功です。

ダブルクリックしてもうまく実行できない場合は、セキュリティの問題があるかもしれません。その場合は、右クリックから「PowerShellで実行」を選んでください。私の環境ではそれで実行可能でした。

スクリプトを実行すると、画面が一瞬暗くなって解像度が変わり、その後DAWが開きます。DAWを使っている間はスクリプトを閉じないでくださいね。(DAWが起動しているかどうかを3秒ごとに判定しているため。少しだけメモリを食うのがデメリットかもしれないですね…)
DAWを閉じたときは、画面がまた一瞬暗くなって元の解像度に戻ります。

もし試してみて、うまくいかないという方がいましたら、コメントで教えてください!

おわり


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