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大阪府大阪市 桃谷温泉

2020.10.11.

お気に入りになった「東上温泉」からてくてく歩くこと10分。ハシゴ先の「桃谷温泉」に四次元さんに引率される。氏曰く、「ナニワ工務店」の設計したバブル時にしか作ることのできない、変わったつくりなのだとか。

「桃谷温泉通商店街」とあり、おお、と感動していると「一軒だけやけどな」とのこと。入り口で「ナニワ工務店」の設計の証を撮影し、いざ入店。

さて、みなさん、下足箱の選び方はどうしていますか?空いているところならどこでも、好きな番号を選びたい、いずれかだろう。私自身は、取りやすいところで「26」とか「37」が空いていればという所かな。特にこだわりはないけれど、「7」とか「51」とかも好き。

さて、大阪の人はいかに・・。
「44」の下駄箱札を四次元さんに魅せられ、「大阪人はバースですよ!」といわれ「はあ」としかいえない。無表情のまま、受け付けに向かい、おばあさんにご挨拶。四次元さんの世間話、うまいなあ。常連さんにはできるけれど、なかなか番台さんたちとの距離が埋まらないこともあるので、真似させてもらおう。例によってお金を払い、バスタオルをお借りし「じゃあ90分後に!」とお約束し、脱衣所へゴーウ。

脱衣所からして、かなり変わったつくりなのだけれど、自販機の奥にマッサージチェアや御釜ドライヤーがあるなど、若干窮屈なレイアウト。四次元さんのサ活を予習しつつ、しかし当日の発見を大事にするためにも研究しすぎずといった塩梅で、いざ浴場へ。な、なんじゃ、こりゃあ。

すべての湯船が正方形、長方形ではなく、五角形だったり台形だったり、変わったカタチ。手前左側から、白湯、電気風呂、座湯二席、ジャグジー、スチームサウナ小屋、水風呂と打たせ水コーナー、奥の扉を入ると暦風呂とあり、本日の日替わりは塩湯だった。ちなみに塩味の無い、普通のお湯のようだった。ふと見上げると、アルクマさんのサ活にあったように、ぶら下がり健康器なる棒があり、やってみたら自然と肩が小刻みに揺れる。嘘だと思ったら・・・自身で確かめてみてほしい。さて、レイアウトに戻り、ドライサウナの部屋があり、洗い場が並び、右手前に掛け湯がある、といった充実の内容だ。こちらでも、ドライサウナのみ50円追加で、先ほど借りたバスタオルがついてくる。スチームだけなら無料のようだ。

白湯に入りつつ、電気風呂のご機嫌を伺う。いくら湯船のかたちがおかしいったって、電極版はフツウ、平行で貼っておくよね?それが、俯瞰で見ると、V字になっているわけです。間隔が詰まっている奥に行ってしまえば、どんだけ強いんだっていう代物。入口が当然ながら間隔が広いのだけれど、入り口のピリリで負傷兵確定。そろりそろりと逃げ出すことに。今日はお客さんも2~3人だったので、インタビューもできず、次回に持ち越しか。

スチームサウナは50度くらいかな、熱すぎず、しっかり温まる室内。時々スチームが発射し、急激な室温上昇にもなっているみたい。ここが無料であるならば、ここだけでもいいし、東京だったらこれだけでも有料になるレベルだと思う。
もうひとつのドライサウナは、105度程度だっただろうか。ここも変な形で、台形のような2段ボナで、バスタオルが全体的に掛けられており、入り口には実家にあったような足ふきマットが大量に敷いてある。しっかり熱々で、とはいえ湿度もたっぷりあって、汗が止まらない。胡坐で「世界の果てまでイッテQ!」の温泉同好会を見ながらゆったり。

注目の水風呂だが、水温自体は25度くらいだろうか。結構ぬるく、ゆっくり入ることのできる温度だ。そして、世田谷区「湯パークレビランド」にも似たタイプの打たせコーナーだが、ここは水量と水圧が強烈で、身長が8㎜ほど縮むんじゃないかってくらいの強さだ。むんず!と踏ん張っているものの、流されそうな水圧だ。これを受けて、四次元さんほか、大阪のサウナ―さんたちが「しゃぶしゃぶ肉」になってしまうのもわからないでもない。
安心してほしいのは、ここで身長が8㎜縮んでも、例のぶら下がり健康器で腕は5㎜ほど伸ばすことが出来そうだ。思い通りのボディメイクが期待できる。

ふうう、ここは強烈なお風呂だ。

この後四次元さんのお計らいで、「ソウル」という美味しい焼肉屋さんへ。ビールで乾杯し、お土産交換などの儀式を済ませ、あれこれ三時間ほどしゃべりまくる。おいしい!ごくごく!もぐもぐ!ごっちそうさまでしたーの前に〆の一皿肉を発注も忘れない。しかし、焼き肉はおいしいねえ。
ふ!とオネム発症し、気が付くと終電間際ではないか。もう慌てることはないよ、どうせ、逃すんだからと達観し、ゆったり牛歩でおやすみなさい!

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