見出し画像

武蔵野市 境南浴場

2020.10.10.

「銭湯の日」である。午前中は、銭湯経営者のおかみさん、ご主人の話を真面目に二時間ほど聞いたばかりである。家人もそれは、寝ぼけ眼とはいえ、耳かっぽじって聞いていてくれたはず。

となれば、一緒に行くだろうよ、おうよ?

「今日は『銭湯の日』なんだって、久しぶりに行こうよ、ね?」
「ご自由にどうぞ」

ということなので、一緒にお出かけの後、別行動をとることになった。伊勢丹をぶらつき、関西出張の流れでサウナをご一緒するみんなへのお土産を買い、遅めのお昼は家人が「おでんが食べたい」とのことだったので、新宿「お多幸」でおでんをたくさんいただいた。牛すじやら大根やら、やっぱり寒い日はおでんと銭湯だね。あ、銭湯は行かないですか、あいすみません。

実は今日の行き先は、迷いに迷った。新宿区「梅の湯」で土日のみ実施のサウナに行くか、「銭湯の日」ならではの一流の銭湯でゆったりするか。もう、スタンプのことは忘れ、ええいままよ!と後者にしよう。

中央線「武蔵境」駅で下車し、てくてく5分ほど。自宅からだと自転車で30分ほどかかるので、電車かバスがいいかもね。

例によって回数券とサウナ代200円をお支払いすると、「銭湯の日」ということで武蔵野市銭湯の三浴場のタオルをいただいた。あれ、武蔵野市は、ここと「よろづ湯」「弁天湯」「三谷湯」をあわせた四浴場だよね、と調べてみると2018年までに「三谷湯」は廃業となってしまっていたのだった。ううう。

さて、こちらは前回訪れた際も、「どうせいいサウナなんでしょ」と穿った目で入浴し、とてもよかったので反省したのだったけれど、今回もその反省を忘れ、あまのじゃく丸出しで入浴した。だって、リスペクトしているサウナ―のサウリーマン☆もここの常連だったり、とあるファンの方がロゴのTシャツ作成して売っていたりと、根強いファンに支えられ、サ活も1000超も上がっているなんて、どうしたって武蔵境でおかしいだろ!と。ということで、しっかりチェックしなければならない。

浴場はもちろん前と変わらず、手前に洗い場と立ちシャワー、左手に水風呂、サウナととても動線がいい。奥の壁面はペンキ絵ではなく、太陽に集う不死鳥のモザイク絵で、これを見上げながら休憩することができるのだ。そしてお湯は、白湯、マッサージ風呂、日替わり湯は「銭湯の日」特別のラベンダー湯。今日だけかもしれないが、とっても濃いお湯になっていて、気持ちいい、本当に。

今日のサウナは、90度。ボサノヴァが静かに流れ、しっかりゆっくり12分ほど汗を流せた。我慢比べでもなく、静かな環境で、じわりじわりと汗が噴いてくる。そして、つーっと流れ始め、ストレッチをしたり、音楽に耳と心を傾けたりと、身体の芯から温めてくれるのだ。今日気づいたことには、このサ室の照明もとてもよい。人肌を一番美しく見せてくれる明度だと思うのだけれど、どうだろう。つやつやとして、健康そのものの肌。見ているだけで健康になっちゃう。

汗を流して入る水風呂もまた、格別。16度で、冷やしすぎないぴったりの温度。かけ流しの端っこで腕と足を突っ張ってゆらゆらしたり、しっかり肩まで浸かったり。ああ、いい水だ。冷やしすぎないといっても、2分ほど入っていると少し肌寒くなるので、上がってカランの前でゆったり座る。

あんまりいいたくないけれど、しっかりととのうね。

また、穿った目でかもしれないが、時々お邪魔しよう。そして気分よく、おうちに帰ろう。

サウナ:7-12分 × 4
水風呂:2分 × 4
休憩:5分 × 4
合計:4セット

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?