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おかえり、アート

2023.10.12.

仕事帰りに、某ギャラリーに。
前にも書いたんだけれど、我が家のかわいい作品が美術館に貸し出されていたんですね。

その子のお迎えに行って来ました。

おかえり!

ちなみに、作家さんは今井龍満さん。

実は今井さんのお父さんの作品も一点だけ我が家にはあり、作品はどの子も愛おしいのだけれど、特に思い入れのあるのが、今井親子の作品たち。

お父さんの俊満さんはアンフォルメルの巨匠で、その血を継いだからかそうではないのか、龍満さんも独特な画風。
サイトから紹介文を抜粋します。

カンヴァスの数センチ上から垂らすように線をひくポアリングという技法を用い、少しの偶然性を帯びた線と現実にとらわれない色で、動物をモティーフとした作品を描く画家・今井龍満(1976年、東京生まれ)。画家である父・今井俊満のもと10代の終わり頃より制作補助をしながら絵画技法や造形意識を身につけ、2008年より画家として制作活動を始めました。
今井にとって美術館での初の本格的個展となる本展は、作品の造形的魅力、制作の根底にある人生観、そしてそれらのルーツを、画家となる決意をする以前の1999年の作品から、本展にあわせ制作される5メートルを超える大作《Dragon》を含む最新作までの約70点でご覧いただくものです。
なぜ「生きるものたち」を描くのか、「偶然を生きる」とはどういうことなのか、今井の一貫したテーマと向き合うこの展覧会。線・色・人生観が「偶然」の名のもと掛け合わされた表現を、さまざまな動物たちの姿を通して、ぜひお楽しみください。

メナード美術館

結局、展覧会には行けなかったのだけれど、それが残念で残念でならないのですね。
一世一代のチャンスだったのに、来世も含めて、また貸し出す機会なんて、そうそうない筈なのに・・。

でも、ギャラリーの方とおしゃべりしながら、作品がどんな環境で並んでいたのか、お客さんたちはどんなふうに観てくれたのか、会場内の風景を写真でことばで説明していただいた。
そして、10000人以上の方に見ていただいた我が子を、誇らしく思いながら、嗚呼、やっぱり行かなきゃいけなかった!と悔やむのでした。

ギャラリーの方とも、実はもう長い付き合いではあるのだけれど、展示会やフェアなどではゆっくりお話しにくいので、今日はたっぷりおしゃべりを楽しむ。
ギャラリーを開くまでの経緯、今回の展覧会の経緯、他のコレクターさんのこと、お好きな作品、手放したくない作品などを伺いつつ、私が最近好きなパウロ・モンテイロさんのこと、などなど。

今回の展覧会では、面白いこともあったそうで、展覧会会期中に展示作品が売れたのだそう。いってみるもんだね!私もパウロさんの作品に次出逢ったら、すかさず相談しなきゃ。

つかぬことを、と今買える龍満さんの作品についても伺う。
あれやこれ、それもお買いいただけますよ。
・・と教えていただいた一点が、こちら。

オオカミかな?と思ったら、
キツネさん。どうですか?

かっこよすぎる、で、気になるお値段を伺って、ぎ、ぎくー!
そうか、展覧会を開催するとなると、個人としての評価も上がるよねえ。
とはいいつつも・・なるほど・・。
「か、かえましぇん」とお伝えするも、「もし大丈夫であれば、お人柄を知っている方、直接連絡先のわかる方に買っていただきたいので、ご検討ください」とのこと。
ううう、検討します。検討はすぐ終わりそうだけれど・・。

悩みながら、ああでもない、こうでもない
・・と作品と一緒に渡された紙袋を見ると・・
なんと!こ、これは・・購入資金に・・
ってことなのでしょうか・・。ぎくー!

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