見出し画像

杉並区 藤乃湯

2021.1.31.

今日の二軒目。「井草湯」からは小走りで20分ほど。南の「荻窪」駅方向に向かう。

途中、「甘沼出世大黒天」なる社があり、立ち去る前にお祈りしつつ。

画像1

その角に、気になるお店も発見。
おいもとひきにく」とは、コロッケ?と思ったらお弁当屋さんのよう。

画像2

夕暮れとなる前に、到着!立派な外観で、煙突からは煙ももくもく。

画像3

こちらは、備長炭のお湯が自慢のようで。ちなみにこちらは、昨日お邪魔した中野区「健康浴泉」の三兄弟、そのうちの次男さんのお店で、長男が「健康浴泉」、三男が「アサヒトレンド21」ですね。

画像4

外の看板の「ファミカ」風呂とはいかに。ファミ・力(りょく)なのかな?と思って記事を読むと「ファミカ」とは、当時流行っていた「コミカ風呂」=「コミュニケーション風呂」に「ファミリー」を足したものだそう。当時、既に家庭風呂が普及していたために、自宅に風呂のある家族も取り込んでいきたい、リラックスしつつコミュニケーションが取れるコミュニティに、という思いを表しているそうだ。

画像5

靴を預けると、奥まったロビーにテレビが置かれ、手前には無料のフットマッサージなどもあり、ややごちゃついている印象もあるが、地域に密着、ということでしょう。湯上りにゆったりしているお客さんも数名いらっしゃって、おしゃべりを楽しんでいるご様子。

画像6

例によって回数券でお支払いをし、スタンプをいただく。女将さんは三兄弟次男さんの奥様のご様子。こちらは、ご主人が藤田和男さん、奥様がのり子さんとおっしゃるそう。昭和元年開業で、昭和62年に現在の形に改修したとのこと。リニューアル時に番台からフロント形式になったようだ。
銭湯のよさは「裸のつきあいができる、風呂友ができるところ。そういうところを残したい」ということで、三兄弟、それぞれ異なる銭湯のキャラクターが楽しめそう。

もう姉妹店情報については調べはついているので、まずはお湯をいただきましょう。脱衣所にも、マッサージチェア「あんま王」があり、マッサージ天国だね、こりゃ。

浴場は、入ってみると、夕焼けをバックにした大きなヨットのモザイク絵が目立ち、「水曜ロードショー」や「日曜洋画劇場」を彷彿とさせる。こちらも記事によると「富士山に対抗して太陽」だそうで、制作に300万円を投資したのだとか。そして、浴槽は左から赤いライトで照らされた強烈なバイブラ熱湯で、夕方の海面のようにも見えるが、夕焼けというよりは正午のような燦々で、とにかく熱い、体感では48度くらいというびっくりする熱さだった。中央には座湯と寝風呂で、ジェットマッサージがかなり強い。通常は3馬力のモーターを5馬力に替えているのだそうだ。右端は、木炭湯で安心できるややぬるいお湯だ。お湯だけで、温温交代浴が捗りそうだ。こちらも記事によると、平成2年までは公衆浴場は42℃以上と定められていたそうで、熱めのお湯に加えて、炭を入れたぬる湯は38~39℃と家庭風呂の温度に近づけたそうだ。ちなみに、カランのシャワーがどれも出にくいのでご留意を。

お風呂上りにもおしゃべりせずに、家人との待ち合わせに急ぐ。靴を履こうと靴ベラを見ると、おや?半分掛けているがまあいいや。

画像7

夕ご飯は牛タンの定食を。ややお肉っ気の強い我が夕飯。美味しくいただきました。

画像8

お遍路番号 杉並 14
住所 〒167-0032
杉並区天沼2−17−20
電話番号 03-3391-0504
ホームページ
アクセス 中央線「荻窪」駅下車、徒歩5分
休日 土曜
営業時間 16:00−24:00


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?