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新宿区 鶴巻湯

2021.11.19.

今日は仕事帰りに「早稲田」駅にゴーウ。
浪人時代、学生時代を含めると、5年ほど通い詰めたエリア。
この東西線の出口も、入学式から卒業式までよく通ったなあ。

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なんとなく、正門ルートを通りたくて、銭湯までの道も遠回り。
ちょっとクリスマス仕様になっていて、わびしさが強調されるところがこの街っぽい。

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「小劇場どらま館」もこんなに立派に!
って、昔を知らんけど。やっぱり、芝居を売り出す大学なんだなあ。在学中、ほぼ観ていないことを少々後悔している。
在学中、サークルの隣の部室が落語研究会やワンダーフォーゲルだか自転車だったか、今思えば、もっと交流しておいたらよかった。

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そして、地方出身の学生の会のたまり場でもあった、喫茶店。
それまで、コーヒーなんて飲む習慣もなかったのだけれど、東京出身の私も仲間に入れてもらって、愛知、北海道、それぞの会に参加していたんだよなあ。友人、先輩とも出会えて、学生生活が充実したのは言うまでもない。
ついでにいうと、愛知、京都、九州勢、東北勢、北海道の出身者ごとの集まりを見ていて、県民性というか地域性もなんとなく感じることができた。
愛知は母の出身地でもあるのだけれど、とにかく勤勉。女性はつるむ傾向にあり、男性は優しい。
京都は、言わずもがな・・。母数が少ないので、ここでは口を噤みましょう。
九州は、飲みっぷりの良さ、漢気のようなものがあった。女性の数が少なかったので、県民性とまではいえないけれど。
北海道は、出身地が違えど、チームワークがあり、男女ともにおおらかで面倒見のよいひとが多かった。そして飲みっぷりもよかったなあ。
大学の記憶を巡るのは、とっても楽しい。全国のみんな、元気かな。

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このキャラクター、名前何だったか忘れたけれど、これも地味に正門前に設置されているのが侘しくていい。

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そして、大隈講堂へ。
曇りの夜ということもあり、なんとも幻想的。
ここでいろいろな講演会、聴いたなあ。どうでもいいんだけれど、文化祭の何かの係で、加藤鷹さんの控室から登壇席まで案内したことを何故か鮮明に覚えている。

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では、銭湯にってみよう。
おおお、まだあるのか!「早稲田の弁当屋」、通称「早稲弁」!

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「早稲弁」からは徒歩1分ほど。
こんなところにあったのか!とはじめて知ったお店。立派なビル型銭湯だ。

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例によって回数券でお支払いしつつ、スタンプをいただきつつ、店主に事情聴取を申し出ると「(いわなくても)いいでしょ、ね、70年やってるから、ここで」とのこと。となると、三代目くらいになるのだろうか。

フロントで店主がつれない対応だったので、お風呂もそんなこったろうと入るも、脱衣所にはベンチとお釜ドライヤーあり、清潔感あり、すばらしいじゃないの。
浴場もペンキ絵やモザイクタイル絵はないにせよ、天井も真っ白できれいすぎる。お客さんたちも、椅子が乱れていたら直すなどマナーもいい。手前にカランと立ちシャワー二基、奥はジェットバス二席、バイブラ湯、白湯のレイアウト。
そして、ジェットバスが最高。水枕もキンキン。そしてカランのお水もひやっこくて、温冷交互浴がすこぶる捗る。

店主からは何も聞き出せなかったので、常連さんらしきに声をかける作戦に移ろう。
お一人目。二年目の新人。文京区の銭湯と掛け持ちだそうで、不明。
お二人目。ここ30年ほどのベテラン。当時からビル銭湯だったそうだ。
また別の方にもお風呂上りに「ここのお風呂いいですね」と話しかけると、このエリアの廃業した数々を教えてくださる。昨年夏に「松の湯」が廃業となり、ここらの銭湯もだいぶ減ってしまったそうだ。そして、こちらも休業日が二日に増えたりと、銭湯文化が危ぶまれているようだ。

帰り道、早稲田通りを歩きたかったので、「早稲弁」前を再び恐る恐る通る。唐揚げ弁当もよく食べたなあ、ここ。当時よりは若干値上がりしているように見えるけれど、ここ一年半ほど、学生のお客さんもだいぶ離れてしまっていたのだろう、ちょっとずつ戻ってきているといいな。

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学生当時、「ほづみ」というラーメン屋さんがあった場所には、兄弟店なのかな、両隣に麺屋が並ぶ。

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早稲田通りに出て、てくてく歩くと、廃業した「松の湯」のあった場所。
もうビルが建っていて、時間の流れの速さを感じる。ブレていてごめん。

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そして、学生時代通い詰めた、中華料理店「珍味」のあった場所。
通い詰めた、って、いい過ぎていることは全くなくて、週に二回は通っていたし、酷い日には昼と夜行ったりもしていた、私の学生生活の至極大事なお店だった場所。ナスの豚肉炒めと、唐揚げの人気のお店。私はナス派で、大盛にすると唐揚げサービスというのもうれしかったなあ。年賀状のやりとりも懐かしい。

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明治通り手前の「次郎亭」もまだ健在。よかった。

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「高田馬場」駅までの間は、学生の数も多く、学生街に人が戻ってきたなあという印象。去年や今年の夏ころまではどれだけゴースト化していたのだろう。

新しくオープンしたらしき「純豆腐」のお店でテイクアウト。
かなり辛くて閉口したが、とっても美味しかった。

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母校のパトロールは時々やらなくちゃね。

お遍路番号 新宿 27
住所 〒162-0041
新宿区早稲田鶴巻町533
電話番号 03-3203-1834
ホームページ
アクセス 東京メトロ東西線「早稲田」駅 徒歩5分
休日 火曜・土曜
営業時間 15:00−22:00

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