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足立区 湯処じんのび

2021.12.24.

ケーキを買って待っている家人を差し置いて、私は何をやっているのだろう。はい、ハシゴ銭湯です。イブなのにね。
イブといえば、アダイブのような目立ちすぎる外観の銭湯にやってきました。

アダイブ初回訪問記録:

アダイブ二回目訪問記録:

四階建てのビル型銭湯で、カラオケも併設なのだそう。
流石にイブに一人カラオケは‥と思っていたら、現在は休業中みたい。

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そしてここの特徴は、テプラの嵐アラシARASHI!

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担任が「がんこおやじ」なのだそうだ。

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信仰がかっているような気もしなくもないが、ほぼ関係なさそうだ。

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テプラばかりじゃ疲れちゃうので、箸休めにカラオケの案内もどうぞ。

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温泉案内の横にも、大そうなテプラ。「地球上で」って、かなり大げさに感じるよね、二股温泉結構入ってきたんだけどなあ。

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階段で二階の受付まで上がるのだけれど、そこにもテプラ。

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もう二段上がっても、テプラ。

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エレベーターの扉にも、テプラ。

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テプラの洪水に引きながら、靴を脱いで預け、フロントで例によって回数券でお支払いしつつ、スタンプをいただきつつ、事情聴取。
現在、スキンヘッドかつアイブロウタトゥーと思われる店主が三代目で、初代と二代目は石川県能登のご出身。「じんのび」とは、能登の方言で「ゆっくり」「ゆったり」の意味だそうだ。
そして、お遍路さんには今年作ったというペンとハガキをくださった。

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今日の女湯は入り口サイドの「東の湯」。
脱衣所もあれこれ貼ってあるのだが、コイン返却式ロッカーでさっとお着替え。

浴場はかなり珍しいレイアウトで、入るとすぐに左手に12人くらい入れそうなサウナ、水風呂、立ちシャワー二基、カランたくさん、左手から二股温泉、広い電気風呂、子ども用のおうちやおもちゃありの浅いお湯、そして二股温泉からから階段を上がると露天スペースになっており、湯船でウォーキングができる「散歩風呂」、ぼんやり休憩のできる「忘我の湯」となっている。
なお二股温泉にはお湯に浸かりながら碁でも打てそうなテーブル、外野分込みの丸い椅子が備え付けられている。こ、このスペースはいったい・・。
電気はこれまでに浸かったどこよりも強い可能性があるのだが、幅は1.5mほどの入り口サイドのきっかりセンターから足を入れても、すぐギギギッと電流が走る。ちなみに入り口には子どもを誘うような日本地図が貼られていたり、甘い誘惑があるのだが、本当に心してほしい。
二股温泉は、これまでもいろいろな区で入ったが、色が磁土の粘土っぽいというか、濁っているので効果が高そうに感じた。広々しているので、碁は結構だけれど、将棋なら、って逆上せるね。
二階の散歩風呂は、試したのだがなんとも虚しくなるので二周だけ。
忘我の湯でも、お隣のカラオケルームにいざなうテプラに気を取られる。でも完全露天ってやっぱりいいね。

お風呂上りには、ドライヤーは無料で使い方まで丁寧にテプラ。ちなみに薄いタオルを頭にかぶり乾かすと半分の時間で済むのだとか。

ちなみにこちらにはねこさんたちがいるそうで、気が向くと二匹ほどフロントや脱衣所をうろつき、愛でることができるそう。ここ最近はお年なこともあり、夜は寝ていることも多いのだそうだ。

フロントの三代目がやや怖そうに感じたのだが、帰るそぶりを見せつつ牛歩でUターンし、聞いてみた。
「このテプラの量は一体どういうことなんでしょうか」と勇気を出すと、三代目が「この人が・・」とテレビを観ているおじいさんを指差す。「え、ということはこの方が二代目で、かつ、がんこおやじ・・」と事実に辿り着いてしまった。そう、この方こそ、常駐のがんこおやじ。三代目曰く「もうあんまり頭は働いていないんだけどね」とのことで、ご病気なのかもしれない。
「テプラはこれからも増殖するのでしょうか?」と聞くと「いや、流石にうるさいでしょ、多すぎて」とのこと、うむ、確かに。二代目の女将さんもフロント前でご出身を優しく見つめながら「来年(2022年)2月には、エレベーターを改修するから、貼ってあるテプラももう剥がしちゃうのよ」とのこと。そういわれると、なんだか寂しい。

広々としたフロント前も、いろいろ貼られているので、帰る前にチェックしてみよう。

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時計やテレビ横のチコちゃんも霞む、テプラの洪水。なんだけど、結構温かい言葉が多いのよね。

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そして、券売機で幸運をというテプラもこっそり貼ってある。

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ドリンクの種類も多すぎるだろう。お客さんを大事にしているお店なんだね。たぶん。

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「銭湯って寺子屋である」が先代のモットーだそうで、いまもフロントで見守ってくれているのだろう。そういえば、今日の男性サイドでは、ちびっ子がだいぶ騒いでいたけれど、かつては怒鳴り込んでいたりもしたのかな??寺子屋ってどんなイメージだったのだろう。
そして、お風呂は一週間ごとに入れ替えだそうで、今日の男性サイドは「時忘れの湯」だったのだそう。「忘我の湯」の方が大ごとだけどね。

帰宅して、サダハルアオキの美味しいケーキ。ごちそうさまでした。

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お遍路番号 足立 30
住所 〒123-0841
足立区西新井6−43−4
電話番号 03-3890-8417
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日暮里・舎人ライナー「西新井大師西」駅 徒歩8分
休日 月曜
営業時間 14:00−24:00 ※日曜は12時から営業

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