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オフィスをDIYする話

こんにちは。コデアル株式会社リードエンジニアの川原です。

この度、コデアル株式会社は、千代田区一番町から離れることになり、心新たに千代田区神田錦町の「弦本ビル」のテナントとして入居することになりました。そして、内装はDIYしました。

こちらが、DIY後の内装の写真になります。

会議スペース
元から所有していた本棚をパーティション代わりにしています

執務スペース
リモートワーク主体のメンバーもいるので4席とこじんまり

休憩スペース
見る人にはわかるIKEA家具ショーケースみたいな空間
旅館にある広縁をイメージして作りました
とにかく休憩スペースを作りたかった

なお、改装前の画像。
床は年季の入ったPタイルで、壁紙クロスは黄ばみが目立ちます。
倉庫代わりに使われていたため、中央にはビルオーナーの荷物がありました。

こちらのビルはなかなかエキサイティングで、

- コデアルメンバーと大体同じくらいの年齢のオーナー
- ゆるーい条件
- 2Fに手作り感溢れるコワーキングスペースあり

などなど、融通の効く働き方を求めるコデアルにはかなりベストマッチな物件です。一方で、自分より10歳も年上のビルは、昭和レトロ漂う内装でした。

この点、内装を改装することで対処することにしました。ただし、やはり我々はベンチャー企業。無い袖は触れません。カッコいいオフィスで働きたいという思いはあるものの、業者に内装をお願いするということは、見積もり段階で断念となりました。

幸い、私と、営業担当の鈴木さんがDIYっ子だったため、低予算な内装改装を行うことになりました。自分たちのことは、自分たちでなんとかするというのが2Fのコワーキングスペースでもやっていた弦本ビルWAYのようです。郷に入っては郷に従おうじゃないか。

前提・範囲

前提として、内装工事に関しては、コデアルのスタッフで行うことにしています。また、平日日中 (10:00 - 17:00) は普通に業務があるため、17:00 - 19:00 に作業時間を限定することにしました。土曜日は1日作業ができます。

基本的に上記以外での活動は禁止です。

また、範囲としては、壁・床・家具の追加のみとします。天井や電気配線工事は入れないことにしました。理由としては

- 電気工事士の資格を持っている人はコデアルにはいないし、外部に依頼すると予算超過してしまう。
- 産廃の処分が面倒
- 何よりコストの問題

という点です。いつか、もっとオシャレに工事する日を夢見て、手を付けないことにしました。

広さは40㎡ほどあります。

オフィスの必要性・コンセプトを考える

一度、移転前にスタッフを集めてミーティングを行い、「そもそもオフィスは必要なのか」という議論を行いました。オフィスの存在理由は以下となりました。

- 古典的な理由: 登記, 機密書類の保持
- 居る場所的な理由: 家だと集中できない人も居る
- コミュニケーション的な理由: 時に物理的なミーティングもいいものだ
- 選択肢としてのオフィス: 家で仕事してもいいし、オフィスに来てもいいし

特に、「選択肢としてのオフィス」というのは、コデアルという会社にとって自分の中でもしっくり来る理由でした。

内装のイメージを作ろう

内装のイメージを作るにあたって、まずは測量を行いました。メジャー計ってもよかったのですが。面倒だったので、今回新兵器として、レーザー距離計を導入しました。

ボタン一つで、壁から壁の距離を測ることができるスグレモノです。誤差2ミリということで、ごく正確な測定は難しいのですが、内装イメージを作るくらいのものであれば、問題ありません。

こちらで計測した情報を元に、HomeStyler を使いデザインを作っていきます。HomeStyler は、家の内装などのモデリングをWeb上で行うことができるツールで、今の所は無料で使うことができます。

少し慣れるには時間がかかりますが、コツを掴めば以下のようなデザインを専門家でなくとも作ることができます。

これをスタッフに見せ、レイアウトなどを調整していきました。例えば、執務スペースの机は、壁に寄せる背面式を取っていたのですが、「目の前に壁があるのが嫌だ」との声を受け、対面式の配置に変更するなどをしました。

壁を塗り替えよう

黄ばんだ壁をどうにかする方法はいくつか考えてきました。

- クロス張替え
- クロスを剥がし塗装
- クロスに塗装

使える時間と、自分たちの力量の問題もあるため、今回は壁紙クロスに塗装する方向で考えました。

今回は、下記のクロス用ペンキを使いました。4Lを3つ買ったのですが、4Lは丸々使わず、2L残したという見積もりの甘さが際立つ結果になりました。

やり方は、YouTube の動画をめっちゃ見ました。

かかった大体の金額 = 15,000円くらい

ペンキ = 12,000円ただし余らせた。
ローラーバケツセット x 2 = 1,200円
ローラー(レギュラーサイズ) & ローラートレイ = 700円
ローラー継ぎ柄 = 500円

あとは、養生用にマスカーテープや、マスキングテープを買いました。

かかった時間・人員:
この作業に関しては、土曜日を丸一日 + 平日の2時間 x 2 を要しました。それぞれ、2人 or 3人での作業になります。

床を張り替えよう

年季の入ったPタイルについては、剥がさずに、その上から色々貼ってしまいます。

休憩スペースと、会議スペースに関しては、明るい感じを出したかったので、フローリングを貼ることにしました。とはいえ、フローリングを貼るための加工は面倒なので、「貼るだけフローリング」という品を手に入れ、張りました。

13畳分購入し、31,440円でした

このとき、位置を揃えるために大助かりだったのが、鈴木さんが何故かたまたま持っていた、チョークラインです。

育っていく床
ドア付近は、ドアが開かなくなってしまうので貼れませんでした。

執務スペースに関しては、オーソドックスにタイルカーペットを敷いていきます。

120枚購入し、30,974円でした。(モノタロウでは、今の所土日に注文すると、PB製品が10%offになるので、実際にはもうちょっと安いです。タイミングが合うと、15%offになるときもあるので、更にお得です。)

今回敷いたモノタロウのPBタイルカーペットは、安くていいのですが、サンプルなどが取り寄せられないのが最大の欠点で、届くまで色味がわかりにくくてドキドキしました。

敷き方に関しては YouTube 動画を大いに参考にしました。

巾木は、元々年季の入った茶色いものだったのですが、白いものに変更しました。

巾木と、巾木用ボンド合わせて 7,000円くらいでした。

オフィス家具の組み立てなど

みんなでワチャワチャ。なかなか、汗が吹き出る作業です。

欲しいものリストに、ホワイトボードを入れていたら、なんと2個も届いたので、執務スペースと会議スペース、それぞれ1台つづ設置して、大切に使わせていただきます。

あと、社長は器用な作業は弱みなので、荷物をすごく運んでもらいました。

オフィス自作はいいぞ

オフィスをDIYする会社は他にもあるようです。

流石に、ここほどはかっこよくないですし、低予算です。

しかし、形はどうであれ自分たちで作るオフィスというのは、愛着が湧いてよいです。自分は本来週に1, 2回しかオフィスに行かない人間ですが、「ちょっと寄っていこうかな」と思える場所ができました。

自分たちの働きたい空間はなんだろうと考え、自ら作っていくという行為はなかなか有意義な時間でした。

というわけで、心機一転頑張っていきたいと思います。転居祝、お待ちしております!


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