見出し画像

「奈良にいい会社をつくろうサミット 2023」 その2

木下さんの基調講演のあとは奈良のブランディングにつていパネルディスカッションが行われました。中川政七さんがファシリテーターになられて東吉野村のオフィスキャンプから坂本大佑さん、奈良県庁のまちづくりの方と奈良市の広報の方を交えて話し合われました。


左から中川政七さん、奈良県庁の竹田博康さん、奈良市の川畑理絵さん、そして東吉野の坂本大佑さん

木下斉さんのお話の後、パネラー全員が衝撃を受けたまま始まりました。奈良のブランディンについて、奈良はわかりやすい「ローコンテクスト」なのか言葉では説明のつかない深掘りしていく「ハイコンテクスト」でいくのかと。

ここでは中川政七さんが「ローコンテクスト」の立場でその他3名は「ハイコンテクスト」。会場の人にもローコンテキストかハイコンテクストかを挙手で聞かれました。木下斉さんもパネルディスカッションまで参加されており木下さんは「ハイコンテクスト」。これからアジアの国々がローコンテクストで勝負してくるところに奈良はローコンテクストで勝負するのか、という意見。ローコンテクストだと一度味わうと他に行ってします。やはり何度も噛んで良さがどんどんわかるブランディングが奈良ではないか、というお話でした。中川政七さんが「よし奈良はハイコンテクストで」と会場が笑いに包まれましたが、あえて中川さんは自分の意見とは反対の「ローコンテクスト」の立場をとられたのですよね。なので議論がはやく進んで良かったのですが、時間があれば限界まで中川さんが「ローコンテクスト」の立ち位置討論をもっと聴きたかったです(笑)

でも、中川さんがおっしゃたのはここで奈良は「ハイコンテキスト」決めたらなそこで終わるのではなく、ここから具体的に考えじゃあどうやって奈良を表現していくべきなのか、どう人に伝えていくのか進めていかなくてはいけない。これは会場の僕達に対しても投げかけられた言葉と受け取ります。

鹿がなぜ自由に街を歩いているのか。奈良市内の車が行き交う道路や公園に。僕より若い方が「ジビエ料理で鹿がでると僕はよう食べやんのです」と鹿を大事にしたい気持ちを持ってらっしゃる。そんなふうにおっしゃるのを聞いてますます奈良は不思議で面白い街だと思うのです。

奈良市の広報の方が奈良のコピーを「OLD HISTORY NEW DISCOVERY NARA」とし活動されてるとのこと。この言葉はほんとうにワクワクする素敵な言葉だと思いました。インバウンドだけでなく日本人にも響く言葉で奈良を現しているように感じます。自分のビールもこのコピーがドンピシャ当てはまり、とても好きになりました。

話はもどりますが、これはハイコンテクストなことのようにみえて「花の都パリ」のように一言で言い表すローコンテキストなのかどっちなの?、と僕はなってしまいこれについてはもっと考えてみたいと思います。ただ「OLD HISTORY NEW DISCOVERY NARA」は本当に好きです!

次がラスト「奈良にいい会社をつくろうサミット 2023」続きます。

さあ、今日もよい1日を!

2023年12月7日【0003】

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?