お絵描き選手権タイトル_009

『第1回知財人お描き選手権』

『第1回知財人お絵描き選手権』と題しまして、「犬のらくがき」をテーマに8月2日~9日に素敵な作品のエントリーを頂きました。

本イベントの趣旨は以下です。

さっそく、応募下さった順にご紹介して参りたいと思います!


🌸エントリーNo.1 ドクガクさん 

しっかりとした、ぶれのない力強い線で描かれていますね!
正面にきちんと正座しているかの如く見えるさまは、作者の方の礼儀正しさを現しているかの様に思えます。
目力も強く、白目と黒目が分かれていて、くりくりしていますね!凛々しい可愛さがあります。


🌸エントリーNo.2 小野田さん

これは意慾作ですね!題材が犬であり、よく比較される猫と違って、犬の種類は多様です。どの犬種を選ぶか?という選択の悩みもあります。
その中で、プードルのような、毛のカットでデザイン性の高い犬を選ぼうとした作者の形や質感の目の付け所が、随所に現れています。他者とは違う、こだわりの高さが伺えますね。
尻尾の毛先も毛の流れまで描かれていますね。こちらを向いているあどけない顔も可愛らしく、ほっぺの紅が愛嬌を更に引き立てていますね。


🌸エントリーNo.3 ちかちゃん

そのままぬいぐるみにしてしまいたくなる、造形ですね!
洗練されたデフォルメ感がキャラクターデザイン性の高さを感じさせます。
耳もお手々も、曲線美で統一感のある形で構成されているので、安定感と親しみやすさがあり、おめめとおくちも、可愛いより、カワイイ、キュートという表現がピッタリ。もっちり感もたまりません。作者のオシャレなセンスが伝わってきますね!そしてなにげに、尻尾のうごきがプラスされて、歓びまで表現され、コミュニケーション性も感じる作品です。


🌸エントリーNo.4 Takeshiさん

アーティスティックな作品ですね!
いきおい良く流れる線、デザイン的な、線と線の間の空白、余白。大胆に省略したり、大きく耳や鼻を強調させることにより、メリハリとリズムが感じられます。全体的にすっきりした印象で、作者のスタイリッシュさを感じさせます。目に光が差していることで、絵の印象を温かみのあるものに仕上げられていますね。


🌸エントリーNo.5 だが屋さん

だが屋さんの宣伝も兼ねていますね!
「知財的に一番有名な犬」ということで描かれたそうです。まさに知財人ですね!ちなみに知らない方は以下をどうぞ!落書きの方ですが、エレガントな犬ですね。目も上品さを感じます。コッカースパニエル犬(ディズニーのわんわん物語のレディに似ているような)を思いだしました。ぶちがある点も、先の作品と同じく、白い紙面において、デザイン的に目の置き所を創っている所も、センスの高さを感じさせます。


🌸エントリーNo.6 りんりんさん

まさに犬を飼われていた方の、この犬!(ラッキー)というのが伝わってきますね。このまま、紙面からこの子が出てきそうです。こういう、つぶらな瞳で見つめてきて、舌を出して息をして、飼い主に駆け寄ってくる様が思いびます。ふわふわな胸毛、尻尾のふさふさ感も、見事に表現されています。まゆげ、まがった鼻、タヌキっぽさ、こうしたラッキーの特徴まで出そうとして描かれた所に、愛を感じます。全体から感じられる優しく丁寧な雰囲気は作者の方そのものなのでしょう。


🌸エントリーNo.7 匿名

こちらは、デジタルで書いた作品です。こちらの作者も犬を飼われていた人だなと思いますね。もとの犬が思い浮かぶリアリティを感じさせます。真正面から犬の長い鼻を描くのはどうしようか、と思われたと思いますが、シンプルな線でわかりやすく表現されていますね。
前胴体と後胴体のパーツをわけて、立体的なイメージを平面に落としたらどう見えるのか、というのがよく考えられて描かれていますね。
前足でお手をしているしぐさは、肉球が見えてとても可愛らしいですね。よく飼い主の方にしてくれたのでしょう。全体的に頭、手足、胴体とサイズのバランス感もあり、正確に物事を捉えようという作者の気質を感じさせるものがあります。


🌸エントリーNo.8 ももさん

なんといたいけなんでしょう!ちょっとこわがっているような、おびえているような、だいじょうぶだよ!と抱きしめてあげたくなります!
うつむきかげんで、目をあわせてくれていませんが、全力で愛を注いで、信頼を勝ち取りたくなります。どんな笑顔を見せてくれるでしょうか。
いきなり「犬のらくがき」を下さい、だなんてイベントを開催し、きっとどきどきしながら投稿なさって下さったと思います。でもこういう、ナデナデしたくなるワンちゃんにも会えて、とても有難く思っています。


🌸エントリーNo.9 M7さん

線の即興的な太さと細さが、まるで書道の筆運びのような美しさと楽しさ、ワン!!と大きく吠えた文字を画と構成させたところが独創的で、余白を含めて、紙面に大きなインパクトを与えている所が、一筋縄ではおわらせない作者の遊び心を表現しておられると思います。目も日本犬を思いださせる形で、和風な雰囲気が醸し出されていますね。ささっと書くらくがきにこそ、どうしたい?という作者の心のうごきやアイデアの核が見てとれますね。


🌸エントリーNo.10 真さん 

今回初めて、メディバンというお絵描きソフトでデジタル作画をされたそうです。犬の目って黒目が大きくてなんて素敵なんだろう、と思いますが、その感動を表現されているなぁと思います。鼻がひくひく動いていそう、舌を出してこっちによって来てくれている、毛のふさふさ感や、やはり模様と色彩の描き分けなども、細部にわたり描かれていますね。表現したいことがたくさんある、細部の観察に長けているし、可愛らしくも描きたい、という作者の苦心と工夫を感じます。こんな相棒がいたら、早く家に帰らなければ!と思ってしまいます。


🌸エントリーNo.11 しもも時々しももさん

カラー作品ですね!iPadでApplepencilで描かれたそうです。
このままもう、バッチにしたり、額に飾りたいですね。
丸みを帯びたフォルム、シルエットだけ見たとしても、可愛いとしか言いようのない造形。そこに足先、口先、と色分けがなされていて、模様の可愛らしさと質感の柔らかさが伝わってきます。目に光が二つも加わっていて、キラキラ感がさらに犬の気持ちとこちらの気持ちを盛り上げてくれています!そして秀逸なのが、腰のあたりに光にみせかけて♪のマークを忍びこませている点でしょう。作者の音楽好きさと、デザイン性の高さ、遊び心を同時に表現するものとなっていますね。


以上、11作品を見てきました。いかがでしょうか。犬、とタイピングしたら誰がタイピングしても同じ犬なのに、画で描くとどうでしょう。
こんなにも違う。個性が溢れるものになっています。
それだけに、画を描くということは、自由すぎるがゆえに、大人になった我々からすると、答えのない、不安定な、躊躇するような、むずかしいものであるような気がしてしまうかもしれませんが、
この真っ白なキャンバスに、犬という概念をそれぞれの人生の経験からイメージし、特徴を抽出し、その特徴に強弱をつけ、可愛らしかったりと、人を喜ばせたいというサービスの心が込められていき、無限の多様性が拡がるからこそ、人というのは面白いし、この人でなければだめなんだ、と思わされずにはいません。

ツイッターの方で、No.1~11までどの作品が好きか投票を募ります。
8月13日~8月20日まで、どうぞご参加下さいませ。

1番投票の多かった作者にインタビューをする予定です。







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