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『大樹七海の規格と標準化探訪』SQ誌掲載マンガ連載開始! <Vol.1 ロボットと人の共生実現に向け安全追求とグローバルな市場開拓へ> 日本ロボット工業会取材レポート

 『標準化と品質管理』(通称SQ誌)は規格に関する歴史のある雑誌です。6月号(5月15日発売)より、なんとマンガ連載が始まります。
 そこで、毎号見どころについてお伝えしていきたいと思います。


■新連載のご紹介

■販売サイト

■はじめに・・規格マンガに対する思い。

『規格』というのは技術法律カタマリ✴で、先人達の努力と智恵の結晶✨です。普段、意識せずに安全に生活や取引が出来ているのも、規格のおかげ🙆。気付いていないけれど身の回りに沢山存在する『彼ら』に目を留めて、ちょっとこの世界に興味を持って、意識して見てはいかがでしょうか?
そうすると、、、一気にそこから
世界や市場は何に注目をしているのか💰、
性能や品質はこうして切磋琢磨されるのか🔧、
環境や安全をどう守るのか🌱など、
あらゆる立場関心から、多くの事に気付き、学ぶ✒ことが出来ます。
そうした市場経済や科学技術の理解を、
『規格』という切り口から、一般の方にも親しめるように、かつ専門誌としての格調も失わない内容で制作させて頂いております。
規格を通して技術と社会はどう関わっているのか知りたい! というマンガ家大樹七海の目から、高度に構築された世界を、ご一緒にのぞいてみませんか?😊✨

 
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6月号記念すべきトップバッターは『ロボット』。AIも含め、今後の人との関わりについて、非常に関心の高いテーマです。ロボットは日本のお家芸というイメージがありますが・・?

今回、紹介して下さるのは日本ロボット工業会の技術部長の三浦さん。

 以下、一部をご紹介。

 日本は高齢化社会における介護福祉や労働力問題を考え、このサービス分野のロボット開発と市場開拓も先駆的に行っています。しかし、それは同時に海外で安価で低性能な模倣品などとの競争に晒されることであり、消費者も購買決定において混乱します。

 そこで『規格』という評価軸を開発することで、技術という目に見えずらい性能の優位差を他製品と明確に差別化することが出来て、消費者も購買決定がし易くなり(規格というお墨付きがある)、荒らされることなく健全な市場を育成するための布石が打てることになります。

ところで、毎回の取材マンガは、ただの専門的な規格、技術や法律の各論を説明して終わり、というのはしません😊

なぜなら、規格も技術や法律も、目的を達するための『手段に過ぎない🔧からです。

私は『人にとって幸せな社会とはなにか?』という問いを持ち続けています。

『未来に希望というビジョンを描く力を持てること』💪✨がまずは大事だと考えています。

それがどの分野に行っても通用するモチベーションになるし、逆にその後で、その希望を実現するには、全て(自然科学、経済、法律、芸術、人間という生き物を)理解していないといけないんだ、ということも分かってくると思います。

良い社会(安全安心も楽しい未来も)は天から降ってくるものではなく、人ひとりひとりが憧れ、努力し創り出さなければ、発展どころか維持もされないものです。

例えば今回ではロボットと人の協働。ロボットに人の仕事を奪われる、ロボットに支配されるのでは、というような不安や恐怖で思考停止となるのでなく、ではその新技術やロボットを使って新たな人の雇用を創るにはどうしたら良いだろうか、ロボットをコントロールするためにどうすべきか、というより人にとって幸せな社会を積極的に創るという意思を持って、守りたいものを守れるように、技術課題、ルールや法整備を理解し、知恵とアイデアを捻り出していかなければならないのです。今回は、NEDOのロボット導入実証レポート等も読み込み、まとめてみました。

今の社会は多くの先人達の試行錯誤と日々の小さな努力の積み重ねの上に、信頼が成り立っています。

JISや国際規格を開発されている工業会様を取材し、その歴史や現在の取り組みをご紹介し、世界における日本の立ち位置から、未来に向けて、より良い未来を創っていくための読者の皆様の判断材料、行動の糧となりうるようなものを提供出来ましたら、幸いです。

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