オオカワラ

Product Designer at SmartHR / ex HERP, Inc.…

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Product Designer at SmartHR / ex HERP, Inc. https://o-kwr.com

最近の記事

大学生への講義を通じてわかったデザイナーの育て方・なり方

こんにちは。オオカワラです。 去年そして今年と、母校である千葉大学にてコミュニケーションデザインⅢBという講義の非常勤講師をしています。この講義は全7週の中、自分たちでテーマ設定をし、デザインリサーチとUIプロトタイピングを経てデジタルプロダクトを提案するというものになっています。 今回は、総勢50名前後の学生に対して「デジタルプロダクトをデザインする」ということを一通り教えてみて、デザイナーを一から育てる(逆の視点からすると一からデザイナーになる)ことに対する道筋がなんと

    • プロダクトデザイナーとしてSmartHRへ入社しました

      こんにちは、オオカワラです。 最近どうしているんですか?と尋ねられることもよくあるため近況報告をしたためています。表題の通り、SmartHRへプロダクトデザイナーとして入社しました。 現在SmartHRにおけるプロダクトデザイナーは私含めて11名おり、アプリケーション設計やSaaSプロダクトを扱うデザイングループとしては対外的に見てそこそこ大所帯かなと思います。人数然り、環境然りでいろいろ新鮮な毎日を送っています。 プロダクトデザイナーという肩書きに一家言ある方もいると思

      • HERPを卒業したのでデザイナーとしての4年間を振り返る

        こんにちは、オオカワラです。 インターンのときから含めると4年間在籍していたHERPを本日2021/08/13最終出社として8月末で退職することになりました。 度々驚かれるのですが、実はHERP社は私が新卒で入社した1社目の会社であり、社会人として大事なことのあれこれや仕事をするとはどういうことかを知る機会を与えてくれた思い入れと感謝と愛があふれるスタートアップです。2017年7月という創業してまだ4ヶ月ほどのタイミングでインターンとしてジョインし、そのさらに4ヶ月後に大学

        • BtoB SaaSのプロダクト開発における難しさとヒント

          リモートワークが普及してきた昨今、業務向けのアプリケーションの中で身近なところであると、SlackやTeams、Google MeetやZoomなどが挙げられます。 SaaSという形で提供しているBtoB向けのプロダクトはここ数年で非常に増えてきており、それは即ちBtoB SaaSが活発に開発されているということでもあります。そして、アプリケーションという形態にて特定のドメインとプラットフォームに基づいてそれを設計することは、考えている以上に難しいと私は感じます(この難しさ

        大学生への講義を通じてわかったデザイナーの育て方・なり方

        マガジン

        • SmartHR プロダクトデザイン
          40本

        記事

          WEBアプリケーションのデザイン時に最低限考える必要があるポイント

          WEBアプリケーションの機能やインターフェースを設計するとき、WEBプラットフォームに関する知識やアプリケーションの仕組みをはじめ非常にたくさんのことを考える必要があります。 2~3年前に「UIデザインを作るときおさえておきたいポイント」的な記事を書いたのですが(恥ずかしくて下書きに戻しました)、今現在見返すと内容が非常に薄く、押さえるべきポイントはもっとあるよな〜と思ったため今回は「WEBアプリケーションのデザイン時に最低限考える必要があるポイント」と題して、改めてエンジ

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          toB SaaSでデザイナーが正しく「設計(Design)」するということ

          株式会社HERPでデザイナーをしているオオカワラです。「HERP Hire」という採用プラットフォームを作っています。 toB SaaS領域でのデザインであり、どういうことをしているかなかなか表になりづらいのですが、今回はHERP社で現在大事にしている「正しく設計する」ということを少しお話させてください。 正しい「設計」とは何かtoB SaaSの領域でアプリケーションを作るということは非常に複雑で難しく、その難しさは作ろうとしているアプリケーションにまつわる業務フローが複雑

          toB SaaSでデザイナーが正しく「設計(Design)」するということ

          HERPのデザイナー向け採用資料を公開するにあたり

          本日、HERPではデザイナー向けの採用資料を公開しました。この資料で今までHERPのことをデザインという切り口でよく知らなかった方々にはいろいろ伝わるのかなと感じています。 事業が忙しい中でどうしてこのデザイナー向け採用資料を作り、公開したかについて今回はお話できればなと思っています。 人は伝えなければ何も伝わらないとてもシンプルかつ当たり前のことですが人は意図的に何かを伝えなければ伝わりません。口に出して直接言う、メッセージをしたためる、SNSで発信する、などその手

          HERPのデザイナー向け採用資料を公開するにあたり

          グラフィックデザイン上達へのアプローチ方法

          グラフィックデザインが苦手。 私の会社の後輩デザイナーもそうだし、UI/UXからキャリアをはじめたジュニアデザイナーからよく聞く言葉です。 私は元々大学でグラフィックデザイン(正確にはコミュニケーションデザイン)を専攻しており、実務としても2年以上グラフィックデザイナーとして経験を積んでいるので言わばグラフィック上がりのUI/UXデザイナーです。そのためグラフィックデザインが苦手ということはありません。 UI/UXデザイナーであったとしても事業会社にいるとちょっとしたイベ

          グラフィックデザイン上達へのアプローチ方法

          デザインガイドラインの初回構築時のポイントと運用方法

          ※過去ブログからの移転です エンジニアとデザイナーが互いにプロダクト開発をしやすくするためにデザインガイドライン(あるいは拡張してデザインシステム)を作ることがあります。いま私がデザインしているプロダクトであるHERP ATSでは1年前にデザインガイドラインを設けて運用しています。 デザインガイドラインを実際に構築して1年ちょっと運用してみて「最初に構築するときここまで考えておけばよかったな」あるいは「どう運用するとうまく開発に乗るのかな」ということについていろいろと知見

          デザインガイドラインの初回構築時のポイントと運用方法

          自己紹介

          プロフィール大川原 良秋(オオカワラ ヨシアキ) 1993年生まれ 株式会社HERP - UI/UXデザイナー サマリ 2016年3月千葉大学工学部デザイン学科卒。大学時代は主にグラフィックデザイン領域をメインにWEB・紙媒体問わず幅広く活動。2016年4月に同大学院に進学、大学院やインターンを通じてデザインの定量・定性評価や体験設計およびUIデザインについて学ぶ。2017年11月に大学院を中退して株式会社HERPにUI/UXデザイナーとしてジョイン。副業でフリーランスとし