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スイスと私、そして希望

週休0日で本業副業ともに毎日何かをデザインしている毎日。嫌いではない。だって自分で選択したことなのだから。

しかしそんな生活に明け暮れてちょっと疲れてしまい、突如スイスに行きたくなった。私が好きな歴史的建築物が立ち並ぶばかりのヨーロッパの街並みではなく、透き通った青が支配するリゾート地でもなく、スイス。

スイスについては永世中立国で時計が有名でそして自然がある、ということしか知らなかった。しかしなぜか私のことを呼んでいる気がしたのだ。9月の3連休×2の間に残り僅かな有給休暇を4日間も召喚し、10日間の休みを得て私はスイスへ行くことを決めた。

個人で航空券やホテルを準備するのは面倒だったのでネットでパッケージを見つけて予約した。分割払いもできたのでありがたい。

予想はついていたが出国前日までこなすべき仕事に忙殺された。悲しいが社会人が10日間も休みをもらうとはそういうことだ。早めに退勤して急いで荷造りをし、羽田空港から深夜便に乗る。直行便ではなかったのでドバイ経由でチューリッヒへ向かった。

Kindleでマンガを読みつつ約16時間のフライトの果てに着いたチューリッヒは穏やかな街だった。基本的にはあらゆる表示がドイツ語表記なので正直何が書いてあるのかよくわからずやや不安だったが、何だか好きな雰囲気だなと感じた。

チューリッヒ国際空港から電車で Zurich HB 駅へと向かう。

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そこはとても大きな駅だった。地上だけでなく地下にも線路が張り巡らされ、チューリッヒから伸びる交通網の中心だった。日本と違って改札はない。チケットを車内でチェックされる。

ここからトラムに乗ってホテルへ向かい、チェックインしたのち観光へ向かった。何だか浮かれた気持ちもあり、歩いて観光することに。

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途中で寄ったスーパーでパンとコーラを買い、ガイドブックを読んで何となく行ってみたいなと思っていたリンデンホフの丘へ行った。これがベンチに腰掛けて見える風景だった。

心地よい気温と風の中、ちょっと固いパンをコーラで流し込みながらなんて穏やかな時間なんだろうと多幸感に包まれた。こういう瞬間のために生きているんだよなと思った瞬間、涙が出てきた。やはりちょっと仕事で疲れていたのかな。

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リンデンホフの丘全体は公園のようになっていて、人々が好きなように過ごしていた。音楽にのって踊る人、愛する人と話し込む人、酒盛りをする人、家族と一緒に遊ぶ人。それぞれの人生とその時間、世界があった。

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街並みも素敵だった。どこを切り取っても物語になりそうな、だけど生活が根付いているそんな佇まいだった。

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適当に歩いていたら目に入った建物。教会だろうか。遠くから見ても目立っていた。

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そのうち暗くなってきたのでスーパーで寿司を買ってホテルへ戻った。まずくて絶対に後悔するとわかっていても、海外へ来るとどうしても買ってしまう。案の定まずかった。

翌日は電車で約2時間ほどかけてグリンデルヴァルトへと向かった。アイガーやユングフラウのある場所だ。まずは荷物を預けるべくホテルへ向かう。

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やや時間は早かったが運良くチェックインでき、部屋の窓から見えた景色がこれだ。これが求めていたものだと思った。

荷物を置いて準備をし、早速ハイキングをすることにした。グリンデルヴァルト駅から東へ10分のところにあるフィルスト展望台へのロープウェイを登る。25分と長い時間登るがそれだけ高いところまで運ばれた。

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展望台の一番良い場所から見下ろす景色は絶景だった。こういうときに感動を表現できる語彙を持ち合わせていないのが口惜しい。

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展望台から1時間ほど歩いてバッハアルプ湖へ向かった。おそらくスイスで見た形式の中でもっとも感動した景色かもしれない。水辺ではハイキングをしてきた人が座って休憩していた。

湖を眺めながら食べたサンドイッチは格別だった。山を歩くことって意外と楽しいんだなと新たな発見だった。

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グリンデルヴァルトの麓まで下る道も素敵な風景であふれていた。というかもうどこを切り取っても素敵だった。

3日目は鉄道でユングフラウヨッホまで向かった。鉄道で運ばれるとはいえ、標高3454mまで登ったのでただそこに存在するだけで息苦しい。おまけに気温5℃で寒い。

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万年雪山。

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氷河もスケールがどデカイ。

息苦しい&寒かったので早々に鉄道の途中駅であるアイガーグレッチャーからクライネシャイデックまで歩くことにした。

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山道の途中にはいくつもの川が流れていた。山の雪が融けてそれが流れているのだろうか。

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牛もそこら中で放し飼いにされていて自由だなあという感じだった。かわいい。この日は結局のんびり4時間くらいかけて歩いたので非常に疲れた。山を下るという行為は疲れるし、膝に負担がかかることを学んだ。

4日目は場所を移してツェルマットへ。ホテルに荷物を預けたらさっそくゴルナーグラート鉄道でマッターホルンを見に行った。

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終着駅には展望台的なものがある。

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マッターホルン付近の氷河もすごかった。

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そしてこれが展望台から麓へ下っているときに撮れた奇跡の一枚。マッターホルンとゴルナーグラート鉄道がいい感じ。グリンデルヴァルトのときと比べて比較的歩きやすかった。

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逆さマッターホルンを撮りたかったけど風が強くて無理でした。マッターホルンはおしりに刺さったら痛そうな形してるなと歩いてる最中ずっと思っていた。

5日目はスーパーで食料を買い込んでひたすらホテルでのんびり。海外に来て「何もしない」をするってとても贅沢なことだ。

6日目はジュネーヴへ拠点を移し、ニヨンとローザンヌへ行った。

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レマン湖のほとりにあるニヨン。グリンデルヴァルトやツェルマットとはまた違ったのんびりさがある。

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ニヨン城。かわいい。

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ローザンヌでは大聖堂へ足を運んだ。ちょうどやってきたときにオルガンの調律をしていたのかおじさんが音楽をちょいちょい奏でていてとてもよかった。

残りの2日間は旅行の疲れが出てきていたのでまたホテルでひたすらのんびりしていた。そして日本へ帰国。

今回の旅で得られたことは、この世にはまだ自分の目で実際に見なければ得られない感動と景色がたくさんあるということだった。上で載せた写真は手前味噌ながらきれいだが、やはり実際に見たときのインパクトには全然かなわない。こんな感動が得られるならばもうちょっと人生やってみてもいいかなというレベルの、ある種の生きる希望や救いの存在を感じられた。

これだから海外旅行はやめられないよなあ、空っぽになった預金口座を見ながらそう思うのであった。

(スイスへ旅行するときのポイントはこちら↓)


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オオカワラ

UI/UX Designer at HERP, Inc.
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