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【スタートアップ】D2Cの実践練習をしてみよう

FujimiがM&Aしたということで、下書きにしていたこの記事を掘り出してみた。


この前D2CとDNVBについて改めて考えていたところ、D2Cもおもしろいよなぁって思ったので、頭の中で実践練習をしてみることにした。

この前考えていたこと↓


起業しよう!とかD2Cやるんだ!って思った人にも参考になれば嬉しいけど、

まぁ今回も独り言っぽく妄想の範囲内で記していこうと思う。(初心者レベルで)


やっぱりD2Cやるならファッション・アパレルブランドにしようと思う。美容商品だったりサプリメント系はちょっとやっていくのが難しそうに感じる。何が難しいって製造の仕方が全くわからない。調べればいいんだろうけど調べる気も起きない。

ただ、もしサプリメント系をやるとしたらきっとプロテインをやるだろうね。安いプロテインを購入して、そこになんの味も効果もないただの白い粉を半分くらい混ぜて売るんだ。そしてパッケージデザインをめちゃくちゃカッコよくしてマーケティングの力でなんとかすれば。。と思ったが、ダメだ。ふざけすぎている。

まずはガチでプロテインD2Cをやるとして練習してみよう。

ちょっと調べたらプロテイン製造のOEMが普通にあったわ。いけそうだ。

自分も昔はプロテイン飲んでたし、海外輸入のギリギリな物も飲んでたことがある。そういう知見が少しでもあるから妄想しやすい。

まず有名どころのプロテインは知ってるし飲んできたから効果の違いも把握している。

その上で思うのは、プロテインっていうのはある程度トレーニングしている人じゃないと効果を感じづらいっていうこと。クレアチンとか亜鉛系だったら体にすぐ反応をもたらすから分かりやすいけど、よくいうプロテインはほとんどの人には効果が分かりづらいだろう。

そしてこれは自分的にはチャンスなんじゃないかと思っている。

まずターゲットはこれからトレーニングを始めようとしている人だ。彼らはプロテインの存在にも気づいているだろうし色々オススメを探したりしているはずだ。しかしこの段階の彼らがプロテインをとったところで正直効果の違いは感じられないはずだ。というよりトレーニングのおかげなのか、プロテインのおかげなのかすらもわかっていないだろう。

だから成分などをこだわる必要がないということがまず製造する上でのメリットだ。とにかく原価を下げよう。もちろん小麦粉を混入させるわけじゃないが、入れても法律的に問題ない激安の成分を入れてみるのも良いだろう。

彼らをターゲットにすることで原価を抑えることができる。この考え方をボディビルダーやスポーツマンをターゲットにしてしまうと危険なことになるのは言うまでもない。

そして一番大事なのはマーケティングだね。D2Cの実践練習をしてるんだからマーケティングについてしっかり練習しておきたいと思う。

原価の安い売るべき商品が決まって、ターゲットも決まった。次に何を考えるかというと、ここで自分の頭の中にあるDNVB理論が出てくる。

単純に「効果のあるプロテインだよー」的な宣伝をしていくなんて考えはこれっぽっちもない。むしろこれは詐欺なんだ。プロテイン宗教を創り上げよう。

そのためにはターゲットをさらに絞る必要がある。男性か女性か?

男性の方がトレーニングをしている数は多い。しかし女性用プロテインというのもあるくらいに市場は存在している。そして男性ががっちりした体を求めてトレーニングしている。女性は綺麗な体を目指してトレーニングしている人が多い。

ブランディングにはパッケージデザインも大きく関係してくるから、正直なところ男女両方に合うようなデザインは作れないだろう。だからどちらかを選ぶしかない。スタートアップに二兎を追う余裕はないのだ。

ちょっと待てよ。プロテインといったら「トレーニング」をイメージしがちで、その先に「ジム」とかのイメージが湧いてしまっていた。これは危ない。こんな正攻法でやっていけるわけがないんだから。

ヨガだってピタティスだってダイエットだって色々言葉は存在しているんだ。その言葉からイメージされる状況にあったプロテインを提供した方がニッチになれるんじゃないか。

「ヨガしている人専用のプロテイン」とニッチに向かえば面白いだろうか。しかしニッチな商品は検索ベースでしか見つけてもらえない。そして「ヨガ プロテイン」とかで検索する人はどれだけいるのだろうか?グーグルを使えば分かる。でも面倒くさいからしない。なんとなくだけど儲かるほど多くはなさそうだ。

「ヨガしている人専用のプロテイン」は却下だ。

さらに言うと、プロテイン業界はアフィリエイトサイトだらけでとんでもないことになっている。当たり前な話だ、ランディングページに自分のなりたい理想の体が写っていて、あなたもこんな風になれますなんて言われて、よく分からないそれっぽい成分の話や効能の話を見せられたらサイフの紐がどんどん緩んでしまうんだから。プロテインに関してはSEOでなんとかしていくのは諦めよう。

となるとどんどん難しくなってくるな。SEOに頼らないで行ける方法はないのか。

プロテインを求めている人に売ろうとするのが間違いなんじゃないかと思ってきた。こんな事はみんながやっている正攻法だからやってはいけないのだ。というよりやっても面白くないのだ。

ってわけで「別にプロテインを求めてないけどそこにプロテインがあったら気になって飲んでみたくなる」ような人をターゲットにしたら良いではないか。

ゴールドジムなんかではトレーニング後にその場でプロテインが飲めるバーが常設してあったりする。自前で用意するプロテインよりも割高なのにそこで飲む人がいるのだ。なぜか。それはトレーニング後に絶対にプロテインを飲まなければいけないというルールがあるからなのだ。本気でトレーニングしている人たちにとって当たり前のルールだ。

もしプロテインを持ってくるのを忘れたらそこで飲むしかないということだ。この心理をヨガやピラティスに持って来れないかと思う。

しかしヨガの先生たちをオフラインのアフィリエイターとしてしまえばいいんだ。生徒たちからしたら先生みたいになりたいと思うことが多いはずだ。その心理はもはや宗教にしやすいだろう。先生がそのプロテインを生徒に熱弁したらそりゃ買うでしょって話だよね。

しかしヨガをしている人たちの「プロテイン」のイメージは多分既に定着してしまっているはずだ。プロテインを飲んだらマッチョになるとか思う人もいるだろうし、サプリは健康のために飲むけどプロテインは筋肉のためだから飲まないって考えている人もいるだろう。

だったら「プロテイン」という言葉を変えてしまえばいい。宗教を作るときはまず言葉から生み出さなければいけないのだ。

「出会い系アプリ」が「マッチングアプリ」と名前を変えてからの流行り具合は半端ない。「テクノロジーが活用されてないからテクノロジーを活用しよう」なんて当たり前な事をDXって呼ぶだけでDX市場が生まれるほどだ。

言葉は大事なのだ。

しかしこれに関しては食衛法、景表法とかあって変に言葉を変えるのも大変そうだな。一旦やめとこう。

言葉は変えずとも、先生がそれを「プロテイン」として売り込むのではなく、別の視点から売り込めばいいではないか。「私が飲んでるこのプロテイン、筋肉のためじゃないらしくて、なんでか知らないけど心が落ち着くし体の疲れも残らないし、スタイル維持にもなってるんだよねぇ」みたいな感じで言ってしまえばいい。

先生にはインセンティブを出す。ヨガの月額に上乗せするサブスク型でもいい。

プロテインの効果は見込めないのだからどうせだったら味だけはよくしておこう。もはや普通のソフトドリンクのサブスクみたいな感じになってきたな。プロテインはどこへいったのやら。


今日はファッションアパレルのD2Cについて本気で実践練習するつもりだったのに前置きのプロテインD2Cが長くなってしまった。

ので、次はアパレルにしよう。

今日は詐欺まがいなことしか思いつけなかったからおしまい。

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