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『人は見た目が100パーセント』榊さんの謎

女子は一日にしてならず!!

城之内純

リアル・クローズを観た後に、おしゃれに関するドラマが引き続き観たいなーと思い、チョイスした一作。通称、ひとパー。

2017年4月期、フジテレビの木10枠で放送されており、放送当時には美容院などでも、あれ観てる?なんて話していたわけだが、もうあれから6年も経つのか…と震えてしまった。

のっぴきならない事情でこれまでの人生で怠ってきたビューティー研究をすることになるが、ネットの情報は、彼女たちに知識はふんだんに与えてくれるが、疑問には答えてくれないわけでして。彼女たちの苦悩が始まるわけです。

おしゃれに関して、誰もが一度は思ったことのある疑問がストレートに繰り出され、共感しすぎて笑ってしまう。
クラッチバッグ持ってる時のトイレに行ったら、どこに置けばいいの?!とか、なにこれどうやって持ったらいいの?集金のおばさん?とか、ほんまそれ。笑

そんな時に現れる國木田さんはどうやらドラマオリジナルキャラクターらしく、毎回はやく國木田さん助けに来てー!と思ってしまう。
アドバイスは辛辣ながらも優しさに溢れており、こんな人がまわりにいてほしい…が具現化した感じ。

問題はこいつだ、榊 圭一。


毎回無駄にきゅんとさせてくるが、謎めきすぎている素敵男子。
女子モドキには縁遠い典型!のはずが、突然のキス!からの告白!
一体何が?!と思わせておいて、最後にはまさかのくそクズ男(口が悪い)だということが発覚!

奴は一体何がしたかったんだろうか。
遊びたいだけなら、明らかに遊び慣れていなさそうな城之内さんにわざわざ手を出す必要があるか?いや、ない。どう考えても拗らせるだろうが。

他の女とキスしてるところを城之内さんに目撃された榊さんが「僕は本当に城之内さんのことが好きですよ。ずっと大事にしたいと思ってます。」と言うわけなんですが、これがまた穏やか且つ清々しい感じで言うわけなのよ。

なにこれ。意味がわからない。

だけど、100パーセント嘘発言とも思えない。
こいつだけは最後まで、何がしたかったのか分からなかったけど、いじらしく日々を頑張る城之内さんをシンプルにかわいいと思ってしまったのかもな。
来世は反省して健気男子に生まれ変われよ、榊。

まあ、そんなこんなで一気見しましたが、限界サラリーマン的には以下、城之内さんの発言に励まされましたね。

毎日仕事をしてることってそんなご褒美与えて良いことだったんだ

城之内純

そうだよ、生きているだけでも偉いというのに、毎日仕事をしているなんて、ご褒美与えていいに決まっている。
そうだ、俺たちには金を使う権利ぐらいあるはずだ。

というわけで、明日からも頑張ろうな、私。

原作:大久保ヒロミ
脚本:相沢友子 (鍵のかかった部屋、ミステリと言う勿れ)
演出:松山博昭、品田俊介、永山耕三(ロングバケーション、ラブジェネレーション)

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