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デザインチームでよりよいコミュニケーションをおこなうための工夫

本記事はコネヒト株式会社Advent Calendar 2018の11日目のエントリーです!

こんにちは。コネヒト株式会社デザイナーのなっぴーです。最近どんどん寒くなってきました。Advent Calendarも11日目です。クリスマスの足音を感じますね。

私は6月にコネヒト株式会社に入社し、今月で半年が経ちました。
私が入社する前は、デザイナーのきよえしさんがお1人(!)でママリのすべてのデザイン業務を担っていました。(今でもどうやって仕事してたんですか!?と伺うことが多いです...)
そこから私が加入して、デザイナーが2人になり、はじめてデザインチームが生まれました。
本日は、デザインチームの一員として、デザインチームでより良いコミュニケーションを生むために、半年間やってみた3つの工夫をお話したいと思います。

①コミュニケーション機会のしくみ化


弊社にデザイナーは2人しかいないので、同じプロジェクトや案件に取り組むことはほとんどありません。お互い取り組んでいるタスクも多岐に渡ります。デザインの品質を高めていくには、これまでお一人でママリのデザインを体現してきたきよえしさんとの密なコミュニケーションが必要だ!ということに気づきました。
単純にきよえしさんとの話す量を増やせば解決できることなのですが、きよえしさんもめちゃくちゃ忙しい...!そのため、コミュニケーション機会の仕組み化を提案してみました。
たとえば、下の2つを実践しています。

🌅 朝会 
その名の通り朝行い、昨日までやったことと、今日やることを話す会です。
基本的にお互い異なる案件をやっているので、ここで今お互いがやってることの認識を揃えます。
🌃 夕会
その名の通り夕方に毎日30分程度時間をとり、その日制作したデザインタスクについてフィードバックをおこなう会です。
より良いアウトプットをつくるために、デザインタスクで悩んでいるところを議論します。
Slackなどの非同期コミュニケーションでは伝えきれないデザインタスクの詳細な認識合わせも行います。

特に夕会は、お互い忙しくて今日レビューがもらえなかった!という時や、複雑な施策で悩んでいるから口頭で意見をいただきたい!という時に、効果的でした。都度MTG時間を設定しなくて良いという点も良かったです◎

②デザインレビューテンプレートの作成


「レビューに出したは良いけど自分のデザインうまく説明できなかったな...!」という苦い経験は、デザイナーでしたら誰しもありますよね。

レビューする側がレビューしやすい状態をつくるためには、レビューされる側が自分のデザインをきちんと説明できるようにすることが大切だと思っています。
そこで、レビューをいただく前に自分のアウトプットを言葉にするためのテンプレートを作ってみました。

これを書く時に特に意識していることは、アウトプットの目的に対してどのような要素が必要で、なぜその要素が効果的なの?ということを言葉にすることです。

テンプレートに沿って、言葉にしてからアウトプットを見せることで、レビューする側の方にアウトプットの意図を理解してもらった上で議論ができ、より質の高い議論ができるようになったと思います。

自分のデザインを一度言葉に落とすことで、自分のつくったものを客観的に分析する機会にもなりました。

デザイナー以外の方にも、自分のデザインを言葉にして伝えることを意識しています。その時にやったことや良かったことは先日コネヒトマルシェ〜サービスデザイン市〜で発表した内容をご覧いただけると嬉しいです!
チームの議論の土台をつくるためにデザイナーのわたしができること / Connehito Marche Service Design - Speaker Deck

③レビュールールの提案


より良いレビューをする上でのルールも提案もおこなってみました。たとえば、このように社内のドキュメントに記載しています。

イマイチなところだけでなく、「ここは良かったよ!」というご意見もいただくことで「この作り方は正しいからこれからもやってみよう」と肯定感をもってデザインを進めることができました。

デザインレビューのルールやテンプレート作成の際は、こちらの書籍を参考にしました!
みんなではじめるデザイン批評―目的達成のためのコラボレーション&コミュニケーション改善ガイド

デザインを批評することについてに悩んでいる方にとって、とても参考になる書籍なので、よろしければお手にとってみてくださいね。

これらの取り組みをやってみて


デザインチームで密にコミュニケーションをとり、お互いが考えていることをきちんと言葉にしあうことによって一番よかったことは、きよえしさんが大事にしている「ママリのデザイン」を理解し、私もそれを引き継いでデザインしていこうと意識できるようになったことだと思います。


今後デザイナーが増えていくにつれ、「ママリのデザインとは?」を明文化し、デザイナー全員が共通知として、それをもっている必要があると思います。

ただ、そのための第一歩として、コミュニケーションから「ママリのデザインかくありき」を伝播し、それを引き継いでいくことが大事だと感じました。

コネヒト株式会社Advent Calendar 2018 12日目は、エンジニアの@supermannerさんです!どうぞお楽しみに。

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