大賞第二回OGP

『ママリ口コミ大賞2019 春』を自信をもってリリースするために🌸

2019/3/26に「ママリ口コミ大賞2019 春」を無事リリースしました🌸
「ママリ口コミ大賞」とは、ママのお買い物の一歩を支えるために、2018年10月からスタートしたママリの取り組みです。異なる環境で子育てをする全国のママとその家族が納得してお買い物できるよう、先輩ママが「使ってよかった」と思う商品・サービス40部門178商品を紹介しています。

わたしは昨年10月にリリースした第1回からかかわらせていただいていたのですが、個人的に今回のページは、昨年以上に自信をもって世に出せるページにできたぞ!と思っています。

私は正直、自分のデザインに自信があるほうではありませんし、恥ずかしながら常に自分の作り出すものを信じて突き進んでいるわけではありません。
ただ、今回リリースしたママリ口コミ大賞のページは、私自身が「きっとママのためになる、良いものができた!」という肯定感と自信を持ってリリースできたので、私が今回、芯を持ってものづくりするためにやってみた取り組みをしたためたいと思います。

理想から逆算して、実現すべきゴールの共通認識をチームでもつ

これは第1回のママリ口コミ大賞を作った際にあまりうまくいかず、途中でアウトプットがぶれてしまったので、今回すごく意識して言語化しました。思えば毎日のようにディレクターさんと「何をゴールにするか」お話していました。

結果的に、どんどんアウトプットが明確になっていってもブレることがなかったので、これは本当にやってよかった!と思っています。

ママリ口コミ大賞プロジェクトはまだ実現したい理想の山を登る途中。第1回でようやく土台を作れた。最終ゴールから逆算して、第2回は何をするべきなんだろう。どんなことを提供すればいいんだろう...
点でなく線で、逆算で物事を考えることで、次に繋がる議論もできたなと思います。これは私が今まであまりできていなかった考え方だったのでとても勉強になりました。

お買い物をするママへの共感度をとにかくあげる

ページを検討する初期のころ、「これでページの構成大丈夫なのかな?ちゃんとユーザーさんのためになっているかな?」と不安が常につきまとう状態でワイヤーフレームをひいていました…
それは、ユーザーであるママさんたちの課題がわかっているようでわかっていないから。ちゃんと共感しきれていないから。そんなことに気づいて、2つのことをやってみました。

その1:実際にママになりきってベビーカー選びをする
実際に「ベビーカー 選び方」で検索してみたり、ママリでベビーカーの質問を読んでみたり、自分でも質問をしたり 、雑誌を読んでみたり…
ベビーカーはだいたい軽さ、動かしやすさ、畳やすさで選んでいるな...など育児グッズの選び方のコツを学ぶ日々。「自分に合う商品を探すのめっちゃ大変じゃん!」を身を持って、育児グッズを選ぶママへの共感度をあげていき、課題を実感しました。

その2:ママさんに話をきく
社員のママさんがベビーカー難民だったという噂を聞いてランチで根堀葉掘りしました。
人気商品でも失敗した話など目からうろこ。人によって商品の選び方が違うことを痛感しました...。特に大型商品は、高価であるため慎重に選ばなければいけないのですが、種類も多く、自分にあう商品が見つけにくく、どうしても最初は人気商品を買ってしまいがちです。
また、実際ママが利用するシーンに応じた体験談が案外少ないという課題も見えました。自分と同じ状況のママの体験談がわかれば購買行動の参考になりそう!という気付きは今回のリリースしたママリ口コミ大賞のページにもつながっています。

「ユーザーに共感する」というのは至極当然のことだとおもうのですが、ユーザーさんの課題感を分かっているか分かっていないかでページへの課題の落とし込み方や納得感が変わってくるなぁと改めて感じました。

ユーザーであるママさんたちと一緒に精度を上げる

今回、ページ設計に迷った際に、社員のママさんたちに仮説検証のアンケートに協力していただいたり、ランディングページのユーザビリティテストを行ったりすることで、アウトプットの精度をあげていきました。

例えば、商品の「おすすめポイント」のよりよい見せ方に迷った時に実施したアンケートはこちら。

このアンケートは「直感的に商品のおすすめポイントを把握したいときに、端的な単語よりも文章で並んでいたほうが把握しやすいのでは?」という仮説を検証するために実施しました。

結果は... 文章パターンがよかったです!

「ハッシュタグ風のキーワードよりも、いいポイントがまとまっているほうが納得しやすい感じがしたので、1を押しました!」「ハッシュタグ風だと単語の関連性などがわからないので、メリットではなく特徴だけを述べているようにみえます!」「上下に視線を動かして読むのに、タグだと視線を横に動かす必要があって読みとばしてしまいました 」といったご意見をいただくことができ、自分の仮説に確信が得られるだけでなく、レイアウト上の課題など別視点での課題発見もできました。

これはユーザーであるママさんたちが近くにいてくださる弊社だからこそできたことです。
このフローでページの体験がすごく上がって、自信になりました。
協力してくださったみなさんありがとうございました!

周りのみなさんと密にコミュニケーションをとる

前回の第1回目は割と決まった企画が降りてきたかたちだったのですが、今回は企画検討からはじめの段階から議論に参加させていただきました。
ディレクターさんと一緒に二人三脚で体験を考えられたのもすごくよかったんだろうな〜と思っています。
ディレクターさんはママさんだったので、ママの視点が欠けているわたしにとっては、すぐに相談して壁打ちできたのは本当にありがたかったです。
とても当たり前のことなのですが、日々のコミュニケーションの積み重ねからプロジェクト内のブレを少なくしていけたのも自信につながったのかなと思います。

納得行くまで壊してまた作る


一度形にしてまた壊すというのはさまざまなフェーズで何度も行ったのですが、特に最後のビジュアルデザインの磨き上げは苦しみました...

晒すのが忍びない苦しみのログはこちら

途中段階で、これでいこうとおもっていたものはこちら。商品が色の交差地点に被って見づらいのと、色同士がややハレーションを起こしています。

そして、最終的にできたものはこちら。ママリ口コミ大賞で発表しているたくさんの商品たちをカラフルさで表現したい!という気持ちがあったのでそこがうまいこと表現できてよかったです。

これを作ってた時はしんどかったですが、勇気をもってぶっ壊したことで自分の中で納得感のあるアウトプットが生み出せました。
もうちょっと作ってみようと背中を押してくれ、たくさんご意見をくださった上司のきよえさんには感謝感謝です...!

おわりに

今回のママリ口コミ大賞ページは、開発、営業、マーケティング、デザインなどなど、さまざまな視点の知が集合したからこそのアウトプットだなと思っています。
自分の知恵だけでは思いつかないような知が集合してなにか1つのものが出来上がる瞬間ってメチャクチャ面白いなと今回の大賞の取り組みを通して改めて実感しました。

いちデザイナーがこんな偉そうに言っていて恐縮ですが、色んな方のおかげで世に出せたページだな〜としみじみ思います。みなさん本当にありがとうございました!!

ママさん以外の方でもきっと役に立つページなので、もしよかったらお時間があるときに「ママリ口コミ大賞2019 春」をながめてみてくださいね🌸


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?